水平エレメントに延長コイルを追加する案を
等価回路で確認します。
まずは、LとCを各2個使っているので、
共振周波数がどうなるのか、複数になるの?か。
全体の回路図。
各エレメントには、電線本来の静電容量があるので、
これを計算に含めます。CHとCVです。
コイルと静電容量で構成した等価回路
L1とCHが直列共振回路を作り、
これがCVと並列になってL2と直列共振回路を構成しています。
CHとCVの値は、一般的な係数で計算しています。
CH、CVは、環境の静電容量が加算されてより大きな値になります。
それを想定して、手持ち品を使います。
CH=325pFには470pFを
CV=60pFには、(50+20=)70pFを使用しました。
いままでの運用で、全体のCH+CVは480~550pFでした。
時期により変動・・・夏は増大、冬は減少します。
手元にあるコンデンサーでCVとCHを構成し、
疑似回路を作り、共振を確認します。
結果は・・・
① 回路の共振周波数は、137.4kHzで1個のみ。
② 共振時のL2=1826μH・・・計算値のー8.2%
③ コンデンサーの実測・・・(70+470)→537pF
④ 実測値のL(1826+703μH)とC(537pF)の
共振周波数(計算)は136.6kHzで、実測値のー0.6%
以上により、本回路の共振周波数は1個で、合計したLとCの値で
その値を計算できる事が分かった。
すなわち、LとCを2個ずつ使った回路であるが、当初の
アンテナ構成(一個のL、一個のC)と等価となる。
⑤ 共振時のコイル(L1+L2)の損失抵抗=12Ω
この値は、昨年11月時の値(11Ω)とほぼ同じ。
という結果で、水平エレメントに延長コイルという方式は、
実用出来る可能性があるので、来年2月の父島運用で
やってみよう!! ということとしました。
ただし、条件があります。
① 交信相手がいるかどうか。受信だけでも挑戦してくれる局があるかどうか。
現状、136K帯での交信報告は、ネット上に見当たりません。
② 今回の結果を使うと、EIRP=494mW×2.8=1383.2mWになり、
規定値をオーバーするので、送信機出力を低減しなければならない。
②は容易ですが、①は運を天にまかせるしか、ということです。
事前に136K帯を運用している方に連絡を取りたいと思います。
以下、測定風景
L1とL2の磁束交差が起きないように配置しています。
XR-2206を使用したCR発振器
発振範囲:73~1090kHz
インピーダンス(Z)計
長中波帯の必需品です。
このZ計により、
EIRPの計算に必要なアンテナ全体の入力抵抗RINを測定します。
延長コイルの損失抵抗も測定出来ます。
デジタルテスターで周波数を測定しています。
1MHzまで測定可能なので、長中波帯に重宝しています。
テスターは移動運用の必需品ですが、
このおかげで、他の(高価な)周波数計を持参しなくて済みます。
コンデンサー
マイカ(茶)と高圧セラミック(黄)ですが、
ここに積層を使うと、なぜか回路の損失抵抗が
大きくなって現れるので、積層は使いません。(原因不明)
残りの確認作業は、
L1(708μH)の水平エレメントへの取り付け方法です。
475Kの運用時には取り外せるようにします。
空中に置くので、コイルの防水も必要。







