超小型、極小のエレメントで、広いバンドを受信できる
ミニ・ホイップ・アンテナ の実験です。
このアンテナには、二つの考え方があります。
① このアンテナは、アース(接地)を必要としない。
すなわち、エレメントだけで受信出来る。
② このアンテナは、アース(接地)が必要である。
私は、②だと考えています。
アンテナは接地された、または、反対極のエレメントがあって初めて、
電波によりエレメント全体に電流が流れ、
それが受信機への入力電圧になると考えるからです。
回路図
10mHと約11pFで475k帯に共振しています。
エレメントはアルミ板。
これに代わり、長さ数センチの1本の電線でも受信出来ます。
重要な点
このアンテナの一般的な使い方は、このアンテナ自体を
空中高い位置に置くため、駆動するDC電源を同軸ケーブルで供給(DC重畳)しています。
この同軸ケーブルの網線は、
① 信号に対する接地(アース)であり また、② DC電源のマイナス
の両方の動作となります。
まずは、DC電源のマイナスを除去するため、DC電源を内蔵しました。
これにより、AC100Vを整流したDC電源の保安接地が無くなります。
全体を透明なケースに入れて、高くぶら下げます。
透明でなくても良い。防水が重要。
内臓電池により、475k帯を受信出来ました。
100V系の保安接地とは縁が切れても動作します。
次は、同軸ケーブルの被覆側の接地(アース)を
PA0RDTの回路とどうやって縁を切るか、です。
縁を切っても動作すれば、接地が無くても動作した証拠になると思われます。
ここで、考えられるのが絶縁トランスです。
以下、続く・・・
平成最後の実験の答えは、令和になってからです。