帰宅途中,家族と「LINE」で連絡を取ろうとしたのだが,いつまで経っても送信できない.
メッセージの「吹き出し」の横に出る筈の「送信時刻」が表示されないのだ.暫くすると「斜めの矢印」だとか「繰り返し(再試行)みたいなマーク」が出て来る.
どうしたことだ,と思ってよくよく見ると「アンテナピクト」が「白抜き三角」になって,小さな「!」マークみたいなのも付いている.
昔なら「圏外」ってはっきり出たのに……正直わかりにくい.
まぁ,三角の横に小さく「46」とか出たら,それはそれでちょっと……何の話だ(爆).
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↑ こんなの
この端末は,親族間連絡用の「1号回線(au)」の物理SIMだけが入っている.
以前は,各種実験用の「12号回線(楽天)」のeSIMが同居していたのだが,半年ほど前の「バッテリー爆破未遂事案」の余波で,それぞれが別々の単独端末に移ることになり,今に至る.
御存知のように「LINE」は,電話番号に紐付く上に,端末内のアプリとも連動する.そのため,一部のAndroid端末のように「ツインアプリ」とか「マルチユーザ」機能があれば別だが,基本的に端末1台につき1アカウントが「原則」だ.
筆者は端末ごとに「LINE」のアカウントを使い分けており,この「1号回線」の入っている端末には「1号回線」同様に親族間連絡用のアカウントが紐付いている.
ところが,他の端末とは異なり,現在この端末だけは「デュアルSIM」になっていない.
そのため,唯一の「au」が通信障害に陥ると,何の役にも立たなくなってしまう(電卓などとしては使えるが).
しかし,他の端末から状況を確認しても,特にauの通信障害らしき情報は見当たらない.
最寄駅から自宅近辺でのみ,繋がらない状況らしい.
そう言えば,電車の中でも最寄り駅が近付くにつれて,どうも通信速度が不安定になったり遅くなったりしていたような気がする.
元々,この日はJRのダイヤが乱れていたので,その連絡をしながら,だったのだが「駅に着いた」も送信できないことになってしまった.
ちなみに,この時点で,他の端末に仕込んである「povo」回線は2つとも生きていた.
また,ローミングになる可能性がある「楽天モバイル」も(すら?)普通に使えている.以前のように「au+楽天」だったら切り替えて使えたのだが,これでは如何ともし難い.
そもそも,楽天モバイルの場合,楽天のサービスエリア圏外に出ると,auローミング可能な地域であれば,au波を拾いに行く.楽天モバイルの基地局網は,かなり整ってきたとは言ってもまだまだ脆弱な感が拭えないので,auの「バックアップ」に楽天,というのは力不足だろう.
逆に,楽天モバイルの「バックアップ」にauというのも,元々が「一蓮托生」の関係にあるから,フェールセーフ的には効果が薄い.
そう思って「バッテリー爆破未遂案件」を契機に「分離」したのだが,実験用の「12号回線」はともかく,親族間連絡用の「1号回線」には,何かバックアップ的なものがあってもいいかも知れない.
ちなみに,このauの「障害」は,2時間ほどで「解消」した模様だ.
その時点では帰宅しており,既に自宅のWi-Fiに接続していたから,どうでも良かったのだが.
尤も,帰宅途上でも,所々の店舗などのWi-Fiの「漏れ電波」を拾って繋ぐことも不可能ではなかった.何だか,災害時の「訓練」みたいではあるが.
さて,au回線の「バックアップ」としてデュアルSIM化するとなれば,組み合わせる相手はドコモ系かソフトバンク系ということになろう.
このようなバックアップ用途としては「povo」の右に出るものはない,と思っていて,KDDI系では「唯一,他者もにお勧めできる」ものだと思っている(au本体やUQは,正直あまり……).勿論,KDDI波を利用するMVNOも数多くあり,それぞれの「売り」もあるだろうが,au回線と組み合わせるメリットは殆どないのは言うまでもなかろう.それは「povo」も然りだ.
ソフトバンク系であれば,恐らく「LINEMO」が最も有力だろう.
「LINEMO」は,既にメインの「3号回線(docomo)」と組み合わされて,日常的にデータ通信を受け持っている(通話はdocomoがデフォルト).大抵の場合は3GB/月で収まるが,それを超えた場合は,更に「同居」させている「povo」にトッピングして切替,という運用だ.
この組合せは,3大キャリア全ての電波を利用できるという点でも「最強」だと思っていて,docomoこそ普通の料金がかかる(とはいえほぼ1GB/月で収まるので知れている)が,「LINEMO」は990円/月だし,「povo」に至っては「使った月(時)だけ」だから,「普通のケータイに毛が生えた程度の料金」で済む.
また「LINEMO」のメリットとして,「LINE」でのデータ通信量がノーカウントになることがあり,親族間の「LINE」でのやり取りで「動画」を意外と使うことから,悪くはない,と思われる.
一方で,「LINEMO」での新規契約の場合は,電話番号を選ぶことができない,という点がある.データ通信でしか使わないのであれば,どうでもいいことではあるのだが,そこは「マニア」なことが三度の飯より好きな筆者としては,ちょっと悩みどころでもある.
これは,例えば何か適当なキャリアで「指定」して附番させてからMNP転入で持って来れば解決することではある.手っ取り早いのは楽天モバイルだが,あれは「070-8/9」あたりしか割り当てられていない,という「弱点」もある.「070」好きなら,ありだとは思うが.
docomo系ならば,今ならやはり「irumo」だろうか.
以前にも書いたが,当家の状況であれば0.5GBのメリットは薄く「4G」縛りというデメリットしかない.やはり3GBプランということになろうと思うが,税込880円/月というのは手頃だ.というか「LINEMO」より安いのか…….
ただし,現在の「1号回線」も,いずれauから他に変えようか,という考えは,ここしばらくずっとある.
最近になって急増した「新規回線」はそうでもない(そもそも「MNP弾」前提のことも少なくない)が,20世紀(!)から継続している4回線は,docomoのタブレット端末になっている「5号回線(PHS時代は4号回線)」が,一時期SoftBankにMNP(その後再転入)した時期が2年ほどあったくらいで,基本的にずっと同じキャリア(キャリア自身が統廃合を繰り返しているが)との契約が続いている.
1号回線は,IDOで契約してそのままauに.
2号回線は,DDIポケットで契約しWillcomを経てY!mobileに.
3号回線は,ずっとdocomo.
4号回線は,NTTパーソナルからdocomoPHSとなり,PHSサービス終了で番号が変わってdocomoケータイの5号回線に移行.その後2年ほどだけSoftBankに「浮気」したが,docomoタブレット端末として復帰した.
3大キャリアのうち,現在「本体」としての回線契約がないのはソフトバンク(SoftBank)だけである.
前述の「LINEMO」の他に,Y!mobile回線があって,しかも2nd達のデータ通信部分はY!mobileだから,「ソフトバンクモバイル」との契約としては4回線が存在していることにはなる.
ただし,SoftBank本体には手頃なプランがないので,これはこのままでいいかな,と思っている.正直「LINEMO」やY!mobileで困ることもない.
1号回線のauを切ったところで,povo回線は2本あるから,KDDIが使えない訳ではない.
しかし,IDOの時代から既に30年以上続いている回線でもあり,その名のとおり「最も古い携帯電話回線」である.
携帯電話から電子メールの送受信が可能になった時期から一貫して使用しているキャリアメールアドレスもあり,3号回線(docomo)とともに「そう簡単には変えられない」回線であることは確かだ.
それでも,このところのゴタゴタ続きで「もうそろそろauはいいかな」という思いもある.
その場合は,恐らく「1号回線」がdocomoかSoftBankにMNP転出することになるのだが,現在の料金プラン体系の状況と「もう新しいキャリアメールは要らんよな」ということを踏まえれば,docomoの「irumo」一択になりそうだ.
その上で,通信障害等への備えとして「povo」か「LINEMO」を追加しておけば万全だろう(両方でも可)と思っている.
しかしながら,一つだけ気になることがあるとすれば,この「1号回線」のau契約が「スマホスタートプラン」のままであることだ.
月額税込2,288円はありきたりだが,データ量が3GB/月までというのは「3大キャリア本体」としては割安.しかも(一部を除き)5分まで通話無料というオマケ付きだ(ほとんど架電しないけど).
ただしauの場合,SIMカードがiPhoneとAndroidで仕様が異なるため,使い回しに制約がある.
Androidのままで行くのなら,このまま使い倒して「irumo」か「LINEMO」をサブとしてeSIMで突っ込むという選択肢もあるが,両者を「併用」してみて,「やっぱiPhoneのほうが使い勝手がいい」と思っているのも事実だ.この「iPhone」が,新しい「14/15」とかではなく廉価モデルの「SE」なのだから,レベルが違うということなのだろう.
いっそこれもiPhoneに,という思いもあるものの,そこは「マニア魂」から,実験用的に「1台はAndroidを残そうよ」という脳内の囁きを振り解けない.
でも,待てよ……楽天モバイルのeSIMが「分離」して,1円で買った(笑)「AQUOS Wish」に入っているので,それで足りるのではないか?
というか,これまで「1号回線」が「Android担当」だったような感じだったが,考えてみたら「普通に使えるなら」どんな回線でも問題はないだろう.以前は「使い物にならない」と思っていた楽天も,かなり改善してきて「まあまあ普通に使える」ように思えるようにはなった.
2年後には「IIJmio」のSIMを突っ込んでいる「ドコモ3Gガラケー」も停波を迎えるし,候補はいくらでもある.
SoftBank本体を「今のところ料金プラン的に見合うものがない」と避けているように,au本体も同じように考えられはしまいか.
月1K円前後で3GB程度が使えるものとしては「irumo」「LINEMO」「楽天モバイル」などがあり,これに「povo」を加えて「複線化」しても(個人的には「楽天モバイル」+「povo」はあまり意味がないと思うが),年間12~15K円で賄える.
何より「実験用」ならば,別に適当なMVNOでも構わないのだ.
やはり,どこかで「お買い得」なタイミングを計ってMNPするのが良さそうではある.
現在,XYLと長女はdocomo(irumo)にMNP転出(機種もAndroidからiPhoneに変更)したが,筆者と同じく「スマホスタートプラン」のままの長男はau(機種もAndroid)のままだ.
長女と長男が,来春には高校を卒業し18歳になるので,契約変更などが生じる可能性が高い.このタイミングは,一つのポイントになり得ると思う(3G完全停波まであと1年だし).