08:11 ガーラ湯沢駅着
18:03 ガーラ湯沢駅発

日記の更新が遅くなりました。水曜、スキー仲間のYさんからのお誘いで、久しぶりに朝6時32分東京駅発の新幹線でガーラ行ってきました。終日マンツーマンでYさんのご指導を受けました。

<<練習メモ>>
午前中はビデオ撮り。お互いの滑りを撮影してリフトの上で確認、といった工程を繰り返す。

1)大回り(グルノーブル)、小回り(グルノーブル、ジョアンナ)の撮影:
映像を見て愕然。ニュートラルの後、体が立ち上がってしまって板が全く踏めてない。力が板に伝わってない。こんなに迫力の無い滑りだったのかとショックを受ける。常連さんやスクールの先生から「板を踏めてない」という指摘を今まで何度もいただいたが、いかに板が踏めてないか映像を見てはっきりわかった。

2)不整地(スーパースワン)の撮影:
今日のスーパースワンは、やや硬いバーンで所々細かくうねったコブて自分には難易度が高かった。映像を見てまた愕然。上体が激しくローテーションしていて全くターンになってない。別の表現を借りれば上体で板を振り回して下半身が全く使えてない。こんな滑りではピッチの短いコブや硬いバーンのコブでは全く通用しない。

3)ずらし:
下山コースでずらしのバリエーション練習をする。以下要点を記す。

- 板を横にして、真下に滑り下りる(デラで真下に降りる感じ)。
- この時、上体、腰は常にフォールラインを向く。
- 上体、腰をフォールラインに向かせたままターンして、またデラでまっすぐ滑り降りる。
- この繰り返し。
- 腰を微動だにさせず太ももから下だけで動かせるようにするのがこの練習の目的とのこと。

腰が節操なくローテーション(つまり腰が真下を向かなくて)しているとのアドバイス。腰が真下を向いてないという自覚すら無く、これが私の滑りの致命的欠点とのこと。これができないからピッチの短いコブが滑れないとのこと。

午前の練習が終わりカワバンガのIRORIラウンジで、Yさんが持参したPCにビデオカメラを接続して撮影した映像を見ながらランチ。Yさんから、3)のバリエーショントレーニングを今やってみるようにとのことで、やってみる。が腰が止まるどころかくるっと回って全く腰を固定できない。これが陸上でできないうちは雪上では絶対できない(ずらせない)、つまりコブを幾ら滑ってもうまくならないとのこと。

この3)のバリエーショントレーニングと柔軟体操を自宅で鏡の前で徹底的にやるようにとのアドバイス。

4)レールターン:
午後は南エリアに常駐。板にしっかり力を伝えるバリエーショントレーニングとして、直滑降からワンターンだけして切り上がって止まる練習を少しやる。滑ったシュプールを確認、内スキーの軌跡が消えている箇所が幾つもあった。Yさんより、これはターンがずれてしまっている証拠とのこと。これも課題の一つ。バーンがすいている時、この練習をすると良いとのアドバイス。

5)カービング:
整地の小回り、大回りのカービングは以下2点に留意するようにとのこと。
- 上体、特に腰をフォールラインに向けてブロックする。
- こうすることで山回りが最後までやりきることができ、エッジが自然に切り替わる。
つまり、「上体を常に真下に向かってブロック」、がYさんから与えられた今日の課題だった。

ちなみに大回りは、上体と腰を常にフォールラインに向けてブロックという鉄則は当てはまらないようだが、私のように上体のローテーションが激しい底辺スキーヤーは、大回りでも上体、特に腰は常に真下を向くようにブロック、という意識で丁度良いのではとのこと。

6)内足を上げる:
全般的に外足に乗れていない、スネの前傾が足りない、とのアドバイス。内足を上げて滑ってみる。そうすると、腰高・スネの前傾が保たれるとのこと。外足一本で滑っていても内足を付け、さも内足にも乗ってるような見せ方も大切。Yさんより、内足はターンの邪魔になるので、上げた内足を内側に曲げると次のターンで板がしなる、とのアドバイス。
それと、Yさんの切れる滑りを拝見させていただきターンの入りは外傾気味で良いのではないかと感じた。

7)再びずらし:
南エリアでYさんとカービングを練習した後、午後4時頃に南を引き上げ、エンターテイメントに移る。今度はずらしで滑ってみる。
しかし、ずらしの滑りだと上体、腰が激しくローテーションしてしまっているとの指摘。カービングよりもずらしの方が、より腰を固定させることが要求されるので、私の大きな課題はカービングよりもずらしとの指摘。
滑りが悪い方向へ行ってしまうので、ずらしの練習はしないようにとのアドバイス。ゲレンデでずらして滑るのは、上記3)のバリエーショントレーニングがしっかりできるようになってから。3)が陸上でできないうちは絶対に雪上でずらしもできるようにならないし、ましてやコブも滑れるようにならないとのこと。

カービングもどきがたまに何となくできたり、柔らかいバーンでのピッチの大きいコブがたまに何となくすべれるように見えるのは、腰を固定して太ももから下だけでスキーを操作できなくてもごまかせるから、とのこと。腰をブロックさせて太ももから下だけでスキーを動かせるようになることが、自分の最大の課題のようだ。

8)まとめ:
a 山回りを最後までやり切る。そうするとエッジが自然に切り替わる。
b そのためには上体、特に腰を真下に向けたまま動かさない。つまり太ももから下だけで板を操作する。
c 谷回りで内足を上げ、内側に捻る。そうすることでスネの前傾、腰高を得やすくなる。
d ニュートラルの後(つまり切り替えの後)は重心を上に抜かない。

aは2年前、狭山で一度、瞬間的に得た感覚だった(その後忘れる)。Yさんのご指導で思い出した感じだ。

<<今日のガーラ>>
快晴。午後3時頃から青空が消え寒くなりました。すいてました。特に南がすいてました。Yさん、ご指導ありがとうございましたm(_ _)m

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