AM08:11 ガーラ湯沢駅着
石打丸山へ移動
AM:テクニカルプライズ事前講習会
PM:同上
泊まり

テクニカルプライズの事前講習会を受講しました。受講者35名。以下、受講メモです。

●午前
1)フリー、整地大回り
-肩、膝、腰を内に入れ内足に重心を乗せる動きが足りない。

-後半(山回り)体とブーツが離れ過ぎ。肩のラインは常にフォールライン。山回りまで傾きを引きずり過ぎ。

-左足外足の谷回りで左腰が出てこない(自分の長年のテーマ)。
-谷足が突っ張り過ぎで上に抜けている。
-切り返しのタイミングを早くする意識は分かるがゆっくり角を立てる。でないと山回りばっかで谷回りがない。

2)小回り
-支点が脇の下。足が突っ張っている。弓なりの躍動感が全くない。
-テールを横に出し過ぎ。トップを回し込む。

<<講師講評>>
-前半、スキーと一緒に移動する。スキーが落ちて行く前に角付けする人が多い。スキーのトップを次に行きたい方向に向けて体が付いて行くように。外腰が付いて行っていない人が多い。

-自分が思っている以上に切り返しに時間をかける。
-小回りも角を変える時間を長く取る。
-スキーを振り回すだけではだめ。

何もしないで終わるのはもったいない。今まで練習してきたことを積極的に出すように。

●午後
3)コブ
-トップから回す。テール回してるだけの滑り。ヘソと太股を付ける。

-カカトに重心を。体を落とす意識はあるのは分かるがスキーの抜けの部分で詰まっている。

-コブを出た時、上半身があおられている。姿勢を起こす。コブを出た瞬間、前傾する。この前傾角度を崩さない。

4)不整地大回り
-外向が強過ぎる。スキーとスキーの間に体を乗せそのまま傾ける。

-谷回りでの体の倒す方向が前過ぎ。スキーの真上でスキーと全く同じ方向を向いて体を折ってはダメ。スキー斜め前に。

-間延びし過ぎ。前かがみ過ぎ。斜滑降の部分多過ぎ。突っ立って何もしない時間が多過ぎ。コブのように動かされる部分と動く部分を出しメリハリを。

<<講師講評>>
-角付けに関しては今日のようなバーンが緩い時、足元はルーズでよい。

-自分から働きかける時、足元から来る物に対する動かされ方。この二つ出してメリハリを出す。

-荒れて来ると怖くて内足に乗りたがるが外足に乗る。

ターン後半、体の動きを止めると自然にエッジが外れる。

-うわものだけが焦ってもダメ。抜け出しの溝の角度にスキーの角度を合わせる。

-コブの出口で角付けしてはダメ。山に上がるから。面で捕らえる。

<<経過>>
-気温13度、快晴。汗ばむ陽気となりました。講習会はスキー学校前のチロルの看板があるバーンで、下から見てシングルペアリフトの左側で行われました。

-全面整地バーンだったので、講師の指示のもと午後イチで受講者全員でゲレンデの真ん中に二本のコブレーンを作りました。

-講師は石打丸山所属のナショナルデモ、ガーラ湯沢所属のナショナルデモ(M先生)ら4名でした。講師4名が下に立ち、手を挙げたら受講者35名が順番に滑り、前後の人と調整し合って4名の先生全員から講評をもらうように進みました。

-不整大回りも整地と同じバーンで行われました。大回りは4ターンくらいできる距離からスタート、小回りも大回りと同じ地点からのスタートとなりました。バーン自体の難易度はかなりやさしい方です。

-受講者は35名。東北地方太平洋沖地震津波の影響で受講者は数名と予想していましたが、思ったより多くの受講者が集まったという印象です。

-事前講習会は午後3時半に終了しました。多くの受講者同様、リフトの止まる午後5時まで練習してから引き上げました。