この走査型電子顕微鏡画像は、実験室で培養した細胞(緑色)の表面から、米国の患者から分離されたCOVID-19の原因となる新型コロナウイルス(オレンジ色)を示しています。画像は2020年2月13日公開。(NIAID-RML提供)
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当局は、LB.2がより重篤な疾患を引き起こす可能性があるという証拠はないと述べている。
米国疾病管理予防センター(CDC)は6月26日、米国全土に広がっているCOVID-19の新たな変異株は、特定の人に感染する可能性が高いことを示していると述べたが、より重篤な症状を引き起こすという「証拠はない」と指摘した。
最近発見された変異株LB.1は、「スパイクタンパク質の1つの欠失に基づいて、一部の人々に感染しやすくする可能性がある」と、CDCのスポークスマンであるDavid Daigleは6月26日、LB.1変異株の重症度に関する質問に答えて、エポックタイムズに語った。
しかし、「LB.1がより重篤な疾患を引き起こすという証拠は今のところない」とし、「COVID-19の主要指標のほとんどが全国的に低いレベルの活動を示しているため、この系統が引き起こしている可能性のある感染の総数は少ない可能性が高い」と指摘した。
Daigle氏は、COVID-19関連の入院と死亡は依然として低いと述べた。
「CDCはSARS-CoV-2の変異株を追跡し続け、公衆衛生への潜在的な影響をよりよく理解するために取り組んでいる」と彼は述べた。
CDCのスポークスマンはLB.1株についてコメントしていますが、連邦保健局が提供した最新のデータによると、KP.3変異株が米国全土で優勢です。
6月22日現在、KP.3変異株は全国で報告されたCOVID-19症例の約33%を占め、LB.2変異株は約17.5%を占めています。CDCによると、KP.2変異株は約20%を占めています。
米国感染症学会によると、LB.1、KP.2、KP.3はすべて、初期のJN.1変異株の子孫です。しかし、LB.1には「さらなる変異」があると、同グループは6月27日の更新で述べている。
「まとめると、これらの結果は、最新のCOVID-19ワクチンのアップデートを受けた個人であっても、オミクロン株の新たな変異株に感染する可能性がかなり高いことを示唆しています」と組織は述べています。
同団体は、「LB.1の急速な出現という性質上、これらの結果はまだ現実世界の疫学的証拠によって裏付けられていない」と警告している。
CDCのデータによると、今週の時点で39の州でCOVID-19の活動レベルが高まっています。しかし、CDCの過去の傾向によると、ウイルスによる入院者数と死亡者数は、2020年3月にパンデミックが始まって以来、史上最低かそれに近い水準となっています。
CDCの広報担当者は6月初めの声明で、「COVID-19の主要指標のほとんどが全国的に低いレベルの活動を示しているため、この系統が引き起こしている可能性のある感染の総数は少ない可能性が高い」と述べている。
KP.3変異株は、米国で「最も一般的な系統」になる可能性が高いと広報担当者は述べた。
KP.3に関しては。ジョンズ・ホプキンス大学の分子微生物学教授であるアンディ・ペコス氏は、新しい変異株はより深刻な症状を引き起こすことはないようだと述べています。以前の感染やワクチンによって得られた抗体は、ここ数カ月でより良い結果をもたらしていると、同大学のウェブサイトに掲載されたインタビューで述べている。
「症状が出る1〜2日前と、症状が治まった数日後に感染します。また、これまでの変異株と同様に、症状が始まってから最大1週間、生きたウイルスが検出される人もいれば、リバウンド症状を経験する人もいます」とPekosz氏は指摘しました。
米国食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は6月上旬、ワクチンメーカーは今後、JN.1に由来するCOVID-19の変異株を標的にすべきだと述べました。これらのワクチンは2024年秋に展開される予定だと当局者は述べた。
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