”それはmRNAワクチン接種により無秩序に発生する”

 

 マイクロRNAの調節不全が引き起こす、ほんの一例

 

2021年から、どの国でも「特定のガン」の発生や、その死亡数が増加していますが、日本において最も増加しているガンのひとつにすい臓ガンがあります。

 

以下は、2020年から 2022年までの 3年間の各ガンの推移です。

 

パンデミックとワクチンキャンペーンの前後の日本の各ガンの死亡数の変化

agora-web.jp

 

すい臓ガンは、2021年も 2022年も前年比で圧倒的な増加を示しています。他のガンなどについては、こちらの記事にグラフ等を示させていただいています。

 

2021年から、すい臓ガンが劇的に増加している理由として考えられることのひとつとして、

 

「スパイクタンパク質が、すい臓を直接攻撃する」

 

ことがあります。

 

以下の昨年の記事で取り上げたことがあります。

 

すい臓ガンを筆頭とした、いくつかのガンが激増する明確な理由
In Deep 2023年12月28日

 

スパイクタンパク質は、さまざまな身体の器官を攻撃しますが、すい臓に関しては、その「ベータ細胞」という重要な細胞の死滅を直接誘導できるという点で、大きなダメージを受ける臓器がすい臓です。

 

そして、すい臓ガン(あるいは、すい臓の疾患全般)が増加するもうひとつの理由が、最近の米ネブラスカ大学の研究で示されていました。論文はこちらにあります。

その内容は、

 

「マイクロ RNA の調整不全が、すい臓ガンの発生や進行に強く関係している」

 

というものでした。

 

マイクロ RNA とは、タンパク質を合成「しない」RNAですが、タンパク質の合成の調整役を努める重要な存在です。

 

そして、

 

「マイクロRNA の挙動が乱れると、体内のガン発生の増加につながる」

 

ことがすでにわかっています

 

中でも、すい臓ガンは特にマイクロ RNA と強く関係しているということが述べられているのが、ネブラスカ大学の研究でした。

 

マイクロ RNA が「心筋炎の発生と関係している」ということは、以下の記事で書いたことがあります。

 

心筋炎の原因はスパイクタンパク質ではなく「ワクチンmRNAにより生成されるマイクロRNAそのもの」であることを知る。そして、ガンと心筋炎とALSの饗宴の時代が近い…
In Deep 2023年11月19日

 

 

このマイクロ RNA というものは、たとえば、コロナワクチンなどの mRNA ワクチン自体には含まれてはいませんが、

 

「ワクチン内になくても、mRNA を打ち込めば、マイクロ RNA は、自然に大量に生成される」

 

のです。

 

そういう観点から、「 mRNA ワクチンを接種するだけで、マイクロ RNA の調節不全が体内で発生する可能性が、以前から懸念されていました。

 

先ほどの日本のガン死亡者数の推移などは、その懸念がすでに現実化していることの一端を示しているのかもしれません。

 

今後のことは明確にはわからないですが、マイクロ RNA の調節不全という種を蒔かれた以上、何らかの問題が生じる人たちは、まだまだ出てくると思われます。マイクロ RNA の問題が引き起こす身体の問題の可能性は無限ともいえます。

 

ネブラスカ大学の論文を取り上げていた医学記事をご紹介します。なお、論文自体は、マイクロ RNA を標的としたすい臓ガン治療の可能性について述べていますが、中途半端な理解で遺伝子に介入すると、さらに別の被害が出てくるだけだと私は思います。

 

 

【ネブラスカ大学の研究で、マイクロRNAがすい臓がんにおいて重要な役割を果たしていることが判明】

University Of Nebraska Study Finds That MicroRNAs Play Key Roles In Pancreatic Cancer
thailandmedical.news 2024/04/01

 

 

 

ガン研究の世界において、すい臓ガンは最も困難で致死性の高い悪性腫瘍の 1つとして際立っている。その分子機構の理解は大きく進んでいるものの、生存率は低く、有効な治療選択肢は限られており、全体的な予後は依然として厳しいままだ。

 

しかし、特にマイクロRNA (miRNA)に焦点を当てたバイオマーカー発見における最近の進歩は、すい臓ガンの早期発見、予後評価、および標的療法に対する新たな希望をもたらしている。このレポートでは、すい臓ガンにおけるマイクロ RNA の役割を調査するネブラスカ大学の研究者たちによる最近の研究を取り上げている。

 

 

膵臓ガンにおけるマイクロ RNA の重要性

 

マイクロ RNA は、転写後の遺伝子制御において重要な役割を果たす小さな非コード(※ タンパク質を生産しない) RNA 分子だ。これらはメッセンジャー RNA (mRNA)に結合し、その安定性や翻訳に影響を及ぼし、さまざまな細胞プロセスに影響を与える可能性がある。 マイクロ RNA の調節不全は、すい臓ガンを含むガンの発生と進行に関与している。

 

いくつかの マイクロ RNA がすい臓ガンの発症における重要な役割を果たすことが確認されている。たとえば、miR-21、miR-155、および miR-221 (※すべて、マイクロ RNA)は、細胞の増殖、移動、および浸潤の増強に関連する既知の発ガン性マイクロ RNA だ。逆に、miR-7、miR-26a-5p、miR-132 などの腫瘍抑制マイクロ RNA は、すい臓ガンにおいて下方制御された発現を示し、予後不良や病期の進行と関連している。

 

 

マイクロ RNA の診断の可能性

 

すい臓ガンにおけるマイクロ RNA の最も有望な応用の 1 つは、その診断の可能性だ。特定のマイクロ RNA の異常な発現パターンが、すい臓の腫瘍組織および血液や血清などの生体液で確認されている。これらのマイクロ RNA サインは、ガン患者と健康な個人を区別する上で有望であることが示されている。

 

 

マイクロ RNA の予後への影響

 

マイクロ RNA は診断を超えて、すい臓ガンの予後にも重要な意味を持つ。 miR-221-3p や miR-21 などの特定のマイクロ RNA のレベルの上昇は、予後不良、再発率の増加、および病期の進行と相関している。逆に、miR-132 や miR-7 などの腫瘍抑制 miRNA の発現低下は、予後および生存率の向上と関連している。

 

 

治療上の意味と標的アプローチ

 

マイクロ RNA は、すい臓ガンの標的療法に有望な手段も提供する。発ガン経路におけるマイクロ RNA の制御的役割を理解することは、新しい治療介入の開発を導く可能性がある。たとえば、miR-103 のアップレギュレーションはすい臓ガンの腫瘍転移を促進するため、潜在的な治療標的となる。

 

マイクロ RNA はすい臓ガン研究における有望なフロンティアであり、診断、予後、標的療法に関する洞察を提供する可能性がある。

 

この研究結果は、査読誌「International Journal of Molecular Sciences」に掲載された。