(©ラファエル・フェルナンデス・カバジェロ/UPY 2024)
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私たちの海の信じられないほどの秘密に飛び込む準備はできていますか?2024年の水中写真家オブザイヤーの受賞者が発表されました。どの写真も魅惑的で、地球の海洋生物の目に見えない美しさを明らかにしています。
「写真家は、新しい場所を訪れ、最新のカメラを使用して、このような驚くべき新しい画像を撮影しているため、水中写真は非常にエキサイティングな時期です」と、審査委員長のAlex Mustard氏はプレスリリースで述べています。
世界で最も重要な野生動物写真コンテストの1つと称されるこの賞には、世界中から6,500以上の応募がありました。英国を拠点とするこのコンペティションには、マクロ、広角、挙動、難破船の写真を含む13のカテゴリーと、英国の海域で撮影された画像の4つのカテゴリーがあります。2024年の受賞者は、ロンドンのメイフェアで開催されたThe Crown Estate主催の授賞式で発表されました。
アレックス・ドーソンの「Whale Bones」
今年のコンテストの優勝者は、スウェーデンのアレックス・ドーソンさんで、北極海の海底に散らばる巨大なクジラの骨格を撮影した写真「Whale Bones」を制作しています。
「クジラの骨は、息を止めてグリーンランドの氷床の下に潜り、死骸を目撃するダイバーとして、最も過酷な条件で撮影されました」とマスタード氏は言いました。
「最初から非常に人目を引く画像でした。私にとっては、見るたびに大きく、より良くなりました。」
この写真は、何千年も前にさかのぼる狩猟と漁業の文化が盛んなことで有名な北極圏のグリーンランドで撮影されました。
受賞写真の背景について、ドーソン氏は「グリーンランド東部では、地元のハンターが獲物を持ち寄り、お互いに分け合っています。...クジラは満潮時に浜辺に引き上げられ、干潮時には多くの家族が集まり、皮や脂身、肉を切り落とします。ほとんどすべてのクジラは食べられますが、骨格は次の満潮までに海に引き戻され、死骸は浅瀬で見つかり、さまざまな海洋無脊椎動物や魚が骨をきれいに拾い上げます。」
リサ・ステンゲルの「Window of Opportunity」
アメリカ人のリサ・ステンゲルが「新進気鋭の水中写真家オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。彼女の勇敢な性格と迅速な対応のおかげで、ステンゲルさんはメキシコでイワシを狩るマヒマヒの珍しいショットを袋に入れることに成功しました。
「チャンスの窓」(©リサ・ステンゲル/UPY 2024)
「この写真は攻撃の瞬間を捉えています」とステンゲル氏は述べた。
「私はフードをかぶらないことを選びました。マヒがターゲットを狙おうとするたびに、餌のボールから独特の音がすることに気づきました。」
「耳を澄ますと、海にはものすごい音があり、特に餌のボールの音が鳴り響いています。私はマヒの攻撃の音に焦点を合わせ、この紛れもない音をカメラで追いかけました。このテクニックは、偶然の条件と相まって、この特別な瞬間を捉える機会を与えてくれました。」
「コククジラ・コネクション」ラファエル・フェルナンデス・カバジェロ
スペインの写真家ラファエル・フェルナンデス・カバジェロの「Grey Whale Connection」は、コククジラのクローズアップ写真で、ポートレート部門で第1位に選ばれました。
「クジラの目を見つめたことがある人はほとんどいませんが、この驚くべき画像を通して、多くの人がこの知的な魂を垣間見ることができるでしょう。画期的な水中の肖像画です」とマスタード氏は言いました。
「コククジラ・コネクション」(©ラファエル・フェルナンデス・カバジェロ/UPY 2024)
カバジェロ氏は、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州にあるマグダレナ湾の太平洋海水ラグーンで小型ボートで漂流中に撮影されました。コククジラとの出会いは「非常に特別」で、このマンモスは「人懐っこく好奇心旺盛な性質」で知られていると彼は言います。
「(クジラは)私のカメラに向かって友好的な視線を向けてくれました。好奇心と無邪気さが漂う人間の表情に似ていました。...これらの特別な瞬間は、クジラの美しさと知性を際立たせ、観察者と好奇心旺盛なクジラ自身の両方にとって永続的な思い出を作ります。」
「コククジラとのつながり」でポートレート部門で金賞を獲得したほか、同じくバハ・カリフォルニア・スル州で、イワシの群れを攻撃するブライドクジラの驚くべきショットで「行動」部門で最優秀賞を受賞しました。
「ベイトボールの終焉」(©ラファエル・フェルナンデス・カバジェロ/UPY 2024)
審査員のピーター・ローランズ氏は、巨大なクジラが一口で数百キログラムのイワシを飲み込む様子を撮影した「アクションのピーク」を捉え、「この画像は飛び出し、私たちはそれを賞賛するのに飽きることはありませんでした。大きなテーマ、大きなイメージ、大きな勝者。」
ジェニー・ストックの「Star Attraction」
遠く離れたスコットランドのレーベン湖では、イギリス人写真家のジェニー・ストックが夕暮れのダイビングで濁った深海を探検していました。水は「爽やか」だったと彼女は言いますが、彼女の冷たい水の冒険は、彼女のたいまつが何千もの脆い星の鮮やかな色を照らし出したときに報われました。
「スターアトラクション」(©ジェニー・ストック/UPY 2024)
ストック氏は「それぞれの星がとるさまざまな色相や模様に魅了され、これは私がこれまで見たことのない種との素晴らしい出会いだと感じました。嬉しそうに写真を撮っていたら、この紫色のウニを見つけて、すごく興奮しました」
その結果、鮮やかでキラキラと輝く健康的な海洋生物の壮大なフルフレームが撮影され、ストック氏は2024年の英国水中写真家オブザイヤーの称号を獲得しました。
ジョン・アンダーソンの「Attack from Above」
写真家ジョン・アンダーソンの「Attack from Above」は、カリフォルニアのモントレーのダイビングスポットで鵜と遭遇した驚くべき出来事を紹介しています。
「上空からの攻撃」(©ジョン・アンダーソン/UPY 2024)
「晴れた日の午後に、午後の日差しが照りつける昆布の森の下で鵜を捕まえようとダイビングを計画しました。たくさんの鵜が近づいてきて、私の頭や水槽をつつき、追いかけてきて、カメラを食べようとしました」とアンダーソン氏は語った。
好奇心旺盛な鵜が近づいてきて、ドームポートに映る自分の姿を見たのか、一瞬立ち止まると、写真家は完璧な正面からのポートレートを撮影しました。
「ジョンのショットは、コンテストで私のお気に入りでした。あの目はとても鋭いです。くちばしもそうです!なんというキャラクター、なんという瞬間、なんという光。忘れられない画像、確かに今後数年間UPYの古典です」とマスタード氏は述べています。
マーティン・ブロエンの「チーフテン戦車」
写真家Martin Broen氏の受賞作品は、象徴的な「Chieftain Tanksの対称性と120mm砲の強力な存在感」を捉えています。ヨルダンのアカバにある水中軍事博物館で魚眼レンズで撮影された写真は、難破船部門でトップの座を獲得しました。
「チーフテン・タンク」(©マーティン・ブローエン/UPY 2024)
水深50〜90フィートに沈められた戦闘機は、紅海のサンゴ礁に沿って戦術的な戦闘隊形で配置されています。
ローランズ氏は、「このパワフルなイメージは、いくつかのレベルで機能し、このカテゴリーと全体的に私の明確なお気に入りでした。今日の困難な時代に、戦争の装置が平和的に使用されているのを見るのは励みになります。」
「ゴリアテを救う」ヌーノ・サ
海洋保護部門で最優秀賞に輝き、Save Our Seas Foundationの海洋保護フォトグラファー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、ポルトガルのNuno Sáさんです。「ゴリアテを救う」は、希望、努力、そしてやがて訪れる悲しみを痛烈に描いたもので、海水浴客が負傷したマッコウクジラを救おうとした日を描いています。
「ゴリアテを救う」(©ヌーノ・サ/UPY 2024)
このイベントは、リスボンから川を挟んですぐのコスタ・ダ・カパリカの砂浜で行われ、日光浴をしていた人たちが、海岸のすぐそばで泳ぐのに苦労している巨大な生き物を見つけました。
「間もなく、その巨大な負傷死体はサーファーやスイマーの横を通り過ぎ、ビーチの浅瀬にたどり着きました」とサ氏は語った。
しかし、突然、何十人もの太陽を求める人たちがクジラに向かって走り始めます。二人は一緒に、巨人を海に戻そうと叫び、ゆっくりと尻尾を前後に振り、大きく息を吸い込む。数時間後、クジラは砂の上に横たわったまま重力に押しつぶされ、息を引き取ります。
「この写真は、人々が海を気にかけ、助けたいと思っているという希望を与えてくれます」とコンテストの主催者は述べています。
コンペティションの様子を写真でご紹介します。
「包囲された」(©サラ・オゴーマン/UPY 2024)
「孤独な放浪者」(©デニス・コーパス/UPY 2024)
「オクトパス・アタック」(©エンリコ・ソモギ/UPY 2024)
「獅子の隠れ家」(©ブライアン・H・ブラウベルト/UPY 2024)
「ボトル入りブレニー」(©カースティ・アンドリュース/UPY 2024)
「蛍光灯の火」(©ジェームズ・ライノット/UPY 2024)
「選び出された」(©ジェームズ・ライノット/UPY 2024)
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