シベルチ山の噴火の降灰で埋め尽くされたカムチャッカの町。 Tetova News1

 

 

 カムチャッカ半島で相次ぐ大噴火

 

昨日、In Deep に、火山と赤い月 (皆既月食)の関係ということについて書かせていただいたのですけれど、その後、ロシアのカムチャッカ半島にあるシベルチ火山で「過去最大級の噴火」が発生したことが報じられていました。

 

カムチャッカ半島では、4月7日に、ベズイミアニ火山で、噴煙が 12キロメートルに達する大噴火を起こしていましたが、それに続くものとなります。

 

 

最近、大噴火をしたカムチャッカ半島の火山の位置

Google Map

 

 

この今回のシベルチ火山の噴火の噴煙の高さは、

 

「約 15キロメートル」

 

となっていまして、ちょっと普通ではない噴火です。

 

比較しますと、日本の桜島の噴火の噴煙で、「観測史上で最も噴煙が高かった」のは、

 

「 5500メートル」

 

です。

 

その 3倍近くとなる噴火ということで、非常に爆発的な噴火だったことがわかります。

 

この噴火により、カムチャッカで、広範な降灰の被害が出ていることが報じられています。

 

 

シベルチ火山噴火後のカムチャッカの様子

 

 

しかし、問題は、ここまで強力な噴火が相次ぐと、問題は、高層大気に影響が出るのではないかということです。

 

中期の寒冷化などに関しての懸念ということかもしれません。

 

カムチャッカと日本列島は比較的近いです。

 

いずれにしても、あまりにも大きな火山噴火が急激に増加してきました。

 

シベルチ火山の噴火に関しての報道をご紹介します。

 

 


【ロシアのシェヴェルチ火山の大規模な噴火が過去 60年間で最大の降灰をもたらす】

Massive eruption at Sheveluch volcano produces strongest ashfall in 60 years, Russia
watchers.news 2023/04/11

 

2023 年 4 月 10 日の 13:10 UTC に、ロシアのシベルチ火山で強力な爆発的噴火が発生した。

 

その結果、カムチャツカ火山噴火対応部局 (KVERT)は航空カラーコードをオレンジから赤に引き上げた。クリュチや近隣の都市や村では、過去 60年間で最も激しい降灰が報告された。

 

東京航空路火山灰情報 (VAAC )によると、火山灰は 13:40 UTC までに海抜 15.8 kmに達した。

 

19:20 UTC までに、噴煙/雲の距離は火山の西北西 300 kmだった。

 

4月11日の 05:48 UTC に、カムチャッカ火山噴火対応チームは、火山の強力な爆発的噴火が続いていると述べた。

 

「爆発によって火山灰が海抜 8 kmまで飛散し、火山灰の雲が火山の西南西および南に約 430 km漂流している」と述べた。

 

カムチャッカ火山噴火対応チームは、高度 15 kmまでの火山灰爆発がいつでも発生する可能性があると述べ、進行中の活動は国際航空機や低空飛行の航空機に影響を与える可能性があると付け加えた。

 

クリュチ市 (火山から 60 km)とその周辺地域では、最大 8 cmの激しい降灰が報告された。

 

火山地震学研究所によると、これはクリュチ市で過去 60年間で最も強い降灰だという。

 

当局は、市内で停電が発生し、飲料水が汚染されていると報告した。

 

すべての授業は一時的に中断され、住民は家を出ないように促された。

 

 

 

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