今日は早朝から同室だったモエアタの帰国日。

1人で帰る山田さんが心配なので、モエアタに山田さんの面倒観てね!とお願いし、モエアタとお別れしました。

部屋に戻ると毎日慌ただしかった部屋がシーンとなってます。なんか寂しいな・・・。

急遽変更したチケットは15日、16日が高くて買えなかったので、仕方なく17日の便をとりました。

今日、明日は地元の大会が開催される予定ですが、風もないのでエントリーするのをやめようかな。

 

さて、昨日は夜9時からパーティーがありました。

最後の夕食をモエアタ、サラキタ、レナ、フーリャ、デニス、マリアンヌと賑やかな女子会音譜

その後は場所を移動して、久々のアルコールでした(笑)

 

そしてレースの話し。

落ち込んでても仕方ないので、ここでしか分からない話しをしてみたいと思います。

 

7レースの大波乱のあったウィメンズクラスのセミファイナルヒート1。

全員失格となりました。なぜかというと、トップだったサラキタがコースミスをして、後続の選手全員が誰も気づかずについていってしまったからです。

 

嘘でしょ??って誰もが思うし、ワールドカップでこんなミスってあるの?って思いますよね。

でも、今までも何度かトップ選手がコースミスした事があります。でも、今回は全員が気づかずにコースミスしたことがあり得ない事件でした。

 

ミスがあったのは第3マーク。第3マークとフィニッシュを間違えたそうです。恥ずかしながら他の選手もそれすらも分かってなかったらしいです。

サラキタを先頭に、トップ5まで決勝へ上がれます。

私から8番までがずっと近かったので、なんとか前のミスがあれば(情けないけど)上がれる位置にみんないました。

もちろんトップ5メンバーも油断出来ない位置にいたので、みんな前の選手しかみてなかったのでしょうね。

全員、コースミスしたサラキタに見事にカルガモ親子状態です。

全員失格です。

 

レースが終わると同じテントだったサラキタが戻ってきて、それを確認し、泣き崩れてました。

彼女は本当にまじめで世界チャンピオンでも誰よりも周りに気遣う素晴らしい選手です。

この時点でウィナーズに行った選手はヒート2のセミファイナルで勝ち上がった5名のみ。その中に優勝争いをしているデルフィンが残ってました。

しかもレナもヒート1にいたので、デルフィンが1位になると誰もが思ってました。

ここでデルフィンがトップをとれば大逆転でデルフィンが優勝でした。

でも、こんな事ってあるんですね。

 

5人しかいない決勝で、トップでファーストマークに入ったデルフィンがまさかの沈。その後風も弱かったせいもあり、4人に抜かされ挽回出来ずになんとまさかの5位フィニッシュ。

これで優勝を逃したデルフィンと、コースミスで優勝を逃したと思ったサラキタ。

結果はサラキタが優勝。デルフィン2位。

そしてレナと3位争いをしていたマリオンがここでトップフィニッシュを飾り、マリオンが3位となりました。

 

表彰式ではサラキタにもデルフィンにも笑顔は少なく、少し静かなスピーチとなりました。

これで最終戦のニューカレドニアを前にサラキタの年間チャンピオンは決定しました。

 

今大会は新しい風が入ってきました。

ランキング3位に入ったフランスのマエル、そして今大会で6位に入ったイギリスのジェンナ。彼女は2016IFCAユースチャンピオンです。そして二人とも20歳。

とくにジェンナはかなり注目してしておいてください。きっと世界チャンピオンになると思います。

体格に恵まれてますし、強風下のトレーニングを行えばもっとサラキタに勝てるかもしれませんね。

 

 

さて、私はというと・・・。

ここに来れたのもいろんな方の支えがあったからこそです。

確かに絶不調とか、もう無理なんじゃないの?って言われてしまう順位ですが、もうあと1戦のこってるし、なんとか韓国と日本があってこんな18位なんてとってしまったけど、暫定ランキングは10位でした。

もっと順位が下がると思ってましたが、他の選手もかなり悪い順位をとっていたようです。

これで次のニューカレドニアが同じだったらもうPWAは引退かもしれませんが、今年は悪い大会を1戦カットできます。

自分の中ではニューカレドニアが終わり、そのときの成績で今回の自分がどれだけダメだったか・・・最後は笑えるようにしたいと思います。

 

本当なら応援して頂いている皆様にもっと反省して謝らないといけないのかもしれません・・・。が、今は今年始めの怪我からのスタートでドン底だった自分の状況からすればまだまだ大丈夫です。気持ちは落ちてないし、気持ちの切り替えの速い自分を褒めてあげたい(笑)

もう次のニューカレドニアのチケットを予約しました。

これが最後になるかもしれない!

っていつも思って最終戦を迎えています。

 

それでもこうやって続けてこの場にいられることにもっと感謝をしながらまだまだ諦めずに行きたいと思います。

今後もこんな私ですが、応援宜しくお願いします。