○本。よし、○本を紹介しよう。
担任の○本と初めて会ったのは言うまでもなく入学式の日。
体育館の舞台上で担任の紹介があり、担任はどんなんだろと見ていると、○本が紹介された。風貌は、眼鏡をして、髪は短めで横に流す感じで、年齢は35~40くらい、背は170cm前後、体型はスラッと細身、紺のスーツを纏っており、至って普通の先生で、普通に会釈して挨拶してた。
なんの印象もなかった。
式が終わり、教室に戻って雑談していると、しばらくして○本が静かに入ってきた。
俺の席は、真ん中の列の一番前、つまり教卓の前、眼前に○本。
○本は無表情で見下ろすような眼差しで黙ったまま教室が静まるのをジッと待っている。
次第に生徒らの視線が○本に集まる。
○本は黙ったまま。しばしの静寂。
漸く○本が口を開く。
「出席をとる。」
名簿順に名前を呼び、全ての生徒が返事をした。
○本は無言のまま後ろを向き、おもむろにチョークをとり、黒板に名前を書いた。
誰もが「自己紹介するんだろうな」と思ったはず。
しかし、○本はこちらに向き直ると、引き続き見下ろすような目で演説するように話始めた。
「近いうちに東京で大地震が起きる。東京は壊滅的な状況となり、みな行き場を失い、路頭に迷うことになるだろう…。
…そんな時、お前らはどうするのか。」
クラス一同「…???」
「俺はどうするか決めている…。」
そして力強い口調で、
「まずぅー!
戦闘用ブーツを履きぃー!
交番に行きぃー!
警官から拳銃を奪いぃー!
隣のボンボンを撃ち殺しぃー!
食糧を調達しぃー!
荒れ果てた東京から脱出するのさぁー!」
と叫んだ。
俺はマジにヤバいと思ったね。ホントに衝撃受けた。
当然、クラスは静まりかえっている。
俺の頭ん中では後ろのクラスメートがものスゴく気になった。
みんなどんなリアクションしてるのかってね。
でも視線は○本に釘付け。
遠くを見るように目を細める○本。
すると突然、目をかっ開いて、クワッと俺のことを睨みつけた。
正直、「ヤベぇ、殺られる!」と思ったね。
○本は俺を直視したまま、
「その時はミスター!」
と大声で叫び、少し間をおいて、また目を細め、そして静かな口調で
「お前も連れてってやるよぉ…」
固まったね。笑ったらいいのか、ビビったらいいのか、とにかく○本の望むリアクションをしないと殺されると思ったが、全くわからず戸惑っていると、
急にハニカンだ顔をして
「ただ、戦闘用ブーツは1つしかないから、自分で用意しといてね」
だとよ。
訳がわからない。
俺は「何か言わなきゃ」と思い、
「わ、わかりました」
と言った。
クラスは静まりかえっている。
そりゃそうだ。
みな、何が起こっているのか理解できないし、できるわけがない。
みんなどんな顔してるのかスゴく気になったけど、俺も唖然とした表情で固まったまま。
みんな混乱してたね。
その後は全く関係ない話をしだし、
「俺は普段はスーツなど着ない。これは大学生の時に買ったものだ。普段から鍛えているからほとんど体型が変わらないんだな。ふはは。」
とか誰も聞いてないし、興味がないこと言ってた。
あとはよく覚えていないが、これが担任○本との出会い。
その後、しばらくクラスでの俺のアダ名は「ミスター」になったのは言うまでもない。
次回は、この担任○本の恐るべき生態に迫ろうと思う。
担任の○本と初めて会ったのは言うまでもなく入学式の日。
体育館の舞台上で担任の紹介があり、担任はどんなんだろと見ていると、○本が紹介された。風貌は、眼鏡をして、髪は短めで横に流す感じで、年齢は35~40くらい、背は170cm前後、体型はスラッと細身、紺のスーツを纏っており、至って普通の先生で、普通に会釈して挨拶してた。
なんの印象もなかった。
式が終わり、教室に戻って雑談していると、しばらくして○本が静かに入ってきた。
俺の席は、真ん中の列の一番前、つまり教卓の前、眼前に○本。
○本は無表情で見下ろすような眼差しで黙ったまま教室が静まるのをジッと待っている。
次第に生徒らの視線が○本に集まる。
○本は黙ったまま。しばしの静寂。
漸く○本が口を開く。
「出席をとる。」
名簿順に名前を呼び、全ての生徒が返事をした。
○本は無言のまま後ろを向き、おもむろにチョークをとり、黒板に名前を書いた。
誰もが「自己紹介するんだろうな」と思ったはず。
しかし、○本はこちらに向き直ると、引き続き見下ろすような目で演説するように話始めた。
「近いうちに東京で大地震が起きる。東京は壊滅的な状況となり、みな行き場を失い、路頭に迷うことになるだろう…。
…そんな時、お前らはどうするのか。」
クラス一同「…???」
「俺はどうするか決めている…。」
そして力強い口調で、
「まずぅー!
戦闘用ブーツを履きぃー!
交番に行きぃー!
警官から拳銃を奪いぃー!
隣のボンボンを撃ち殺しぃー!
食糧を調達しぃー!
荒れ果てた東京から脱出するのさぁー!」
と叫んだ。
俺はマジにヤバいと思ったね。ホントに衝撃受けた。
当然、クラスは静まりかえっている。
俺の頭ん中では後ろのクラスメートがものスゴく気になった。
みんなどんなリアクションしてるのかってね。
でも視線は○本に釘付け。
遠くを見るように目を細める○本。
すると突然、目をかっ開いて、クワッと俺のことを睨みつけた。
正直、「ヤベぇ、殺られる!」と思ったね。
○本は俺を直視したまま、
「その時はミスター!」
と大声で叫び、少し間をおいて、また目を細め、そして静かな口調で
「お前も連れてってやるよぉ…」
固まったね。笑ったらいいのか、ビビったらいいのか、とにかく○本の望むリアクションをしないと殺されると思ったが、全くわからず戸惑っていると、
急にハニカンだ顔をして
「ただ、戦闘用ブーツは1つしかないから、自分で用意しといてね」
だとよ。
訳がわからない。
俺は「何か言わなきゃ」と思い、
「わ、わかりました」
と言った。
クラスは静まりかえっている。
そりゃそうだ。
みな、何が起こっているのか理解できないし、できるわけがない。
みんなどんな顔してるのかスゴく気になったけど、俺も唖然とした表情で固まったまま。
みんな混乱してたね。
その後は全く関係ない話をしだし、
「俺は普段はスーツなど着ない。これは大学生の時に買ったものだ。普段から鍛えているからほとんど体型が変わらないんだな。ふはは。」
とか誰も聞いてないし、興味がないこと言ってた。
あとはよく覚えていないが、これが担任○本との出会い。
その後、しばらくクラスでの俺のアダ名は「ミスター」になったのは言うまでもない。
次回は、この担任○本の恐るべき生態に迫ろうと思う。