アップルの新しいタブレット型端末 | 漫画家「山本マサユキ」オフィシャルサイト・山本内燃機2014 Vr.11('96~)
キンドル「印税70%」の衝撃 不況の出版界には大脅威 : J-CASTニュース キンドル「印税70%」の衝撃 不況の出版界には大脅威 : J-CASTニュース

【20】キンドル型ビジネスとは何か?
もっとも多い世代は、50代だったのである・・・・
あっ。紙じゃなかった

Amazon、Kindle向け電子書籍販売がリアル書籍を超えたと発表

アマゾン、キンドルで電子出版した場合、作家に印税70%だそうです、アップルの新しいタブレット型端末が印税70%(予測)それを牽制する動きだそうです。
キンドルというと日本語未対応でなんだか遠いアメリカの話で漫画とは関係ないような気がしますが、アップルのタブレット型端末とはiphonOSと言われており、iphonアプリで一時話題になった同人誌アプリ『薬局のポチ山さん』を思い出すとにわか現実的になってきます。

【iPhoneアプリレビュー】『薬局のポチ山さん』
『薬局のポチ山さん』が話題になったのは日本語の他に、フキダシの中が言語設定により英語にも変わる、多言語対応が話題を呼んだ電子同人誌でした、そして同人誌にも関わらずiPhoneアプリのベストテンに入り世界各国でダウンロードされたという、事実。
『薬局のポチ山さん』がキンドル、タブレット型端末上で実現するとなると、印刷のコストがかからず日本だけで無く、世界に自分の作品を読んでもらえて、尚かつ70%の印税が入る、そうなるとおもむろに電子出版が現実的になってきます。今すぐは変わらないとしても10年後には出版社とか無くなりそうな気がしますね。作家が「電子出版した方が印税がいいので単行本は出さなくていい」と言いそうですし、雑誌も売れっ子作家が個人的に集まってタブレット型端末上だけの新雑誌を作るとか出てきそうです。その場合、メンバーによっては出版社の雑誌を超えたすごい雑誌が出てくるとも限らず、むしろこれが出版社の驚異になりそうです。(もちろん、そこにやり手の編集者が介在するかもしれませんが・・・とそそのかしてみる)

これからは出版社の契約証に「海外の電子出版に関わらない事」たぐいの一文がつけられ、破った場合は大手出版業界から干される等々・・・・電子出版だけの作家と紙媒体だけの作家の二極化していきそうな気がします。

電子書籍対応で出版界が新団体
日本でも最近やっと、キンドルに対抗する電子書籍について考え出したというレベルみたいです。

キンドル印税70%は作家にとって良いことだけではなく、出版業界で行われてる単行本の価格の横並びとか多くの保護政策が崩れるわけで、漫画の価格自体が恐ろしく安くなる可能性が出てくとか、せっかく才能があっても独りよがりなままで作品を描く若い漫画家が増えるとか、ネット特有の弊害も出てきそうです。


音楽もほぼオンラインになりつつある現実、iTunesの驚異(それすらまだ認識出来てない人も多いけど)出版界に来てる波もそれに近いのでは無いでしょうか。
iTunes、音楽販売でアマゾンを抜き業界3位--米調査




いろいろ書きましたが、だから何かしようっていう話しではありません、(少なくとも表立っては)
ただぼくは新しいモノのとか新しい時代の価値観に対応していく(それが逆境であっても)のが大好きなので、これから来るであろう混乱にワクワクしているところです。
そして、この、印税70%の元になっている27日発表と言われているアップルのタブレット型端末がは果たして、歴史的な端末になるのかどうか、何も発表されていないのにここまでいろいろな業界を浮き足立たせておいて単なるノートPCだったらがっかりです。来週の発表(それすら噂ですが)が楽しみです。