2024年1月10日

今回は「髪結い師の棗」が登場することで物語に華を添えることになったが…
物語前半では今で言う女性アイドルと、
カリスマ舞台俳優との間に起きた性加害を描く内容だった。

写真左手の男はアイドルを束ねるマネージャー的存在だが…
裏では、舞台俳優に女性を斡旋するアテンダーをしていた。
芝居小屋で踊る踊り娘(アイドル)たち。
それを応援する熱狂的ファンの男性たち。
ファンから贈り物を貰うアイドル。
家に帰る前に呼び止められて、
カリスマ俳優(女形)の前に連れられる。
そして、ヤクザ者の1人に…
帯を剥ぎ取られて…
カリスマ俳優の居る座敷の奥に閉じ込める。
コトに及ぶ描写は無いが…密室に閉じ込められた女性に声を掛けるシーンがある。
後日、カリスマ俳優に襲われたことを、かわら版屋に記事として告発し…
出されたかわら版を読む民衆の中に紛れて「売名行為」だと主張するヤクザ者。
必殺でお馴染みの「経師屋の涼次」の殺陣のシーン。
今回では3人を刺し殺すことに。
レントゲン画像による心臓に刺さるシーン。日付が20230203で去年の2月3日を表している。
そして2人目。
この画像では1月24日になっている。
最後の3人目は12月29日となっているが、撮影は既に終了しているから、放送日に合わせて作成されたものと思われる。
この内容だと、性加害問題で世間をザワつかせた、旧ジャニーズが番宣することは絶対無理だし、
それをオブラートするために、
敢えて華やかな女性仕事人の登場となったようだ。
必殺仕事人といえば…
昔から社会問題を風刺する脚本を時代劇にするのだが…
悪い意味で、去年は見事に当たったようだ。
そして大阪朝日放送(ABCテレビ)は、
現在の吉本興業の裏の姿を炙り出しているようにも見える。
カリスマ芸人と芸能人に憧れる女性たちの構図は、
今年の吉本興業を暗示しているようだ。
吉本興業もまさかの地元テレビ局にネタにされるとは思わなかったはず。
次に「経師屋の涼次」の的にされるのは誰になるのか…。