排水口の渦に吸われてく
さっきまで君だったもの

惜しむでも嘆くでもなく
伸ばしかけた手を引いた

降り注ぐ熱いシャワーが
顔を撫でながら落ちてく

自分が泣いてるのかさえ
もうわからなくなったよ

哀しみがこんなに容易く
馴れてしまえると知った

排水口にしがみついてる
僕の一部の諦めの悪さに

結構根性あるじゃないか
そんなエールを送ろうか

立ち直りも早いんだよ