2日ほど前から少し体の具合が悪く、朝から最寄りの耳鼻咽喉科に行きました。
待合室の長椅子に座って順番を待っていると、ひとつ前の椅子に親子連れがいました。
若いお母さんと、3歳の男の子でした。
お母さんは男の子に絵本を読み、男の子はずっとにこやかに笑っていました。
絵本の内容はわかりませんが、どうやら数字のことが書かれていたようで、男の子は『いち、にぃ、さん・・・じゅう~』と楽しそうに数えていました。
たぶん【数字】というものを理解するようになり、新しく覚えたことをお母さんに伝えるのが嬉しいのでしょうね。
それから男の子は病院内に貼られていたポスターに書かれている数字を指差し、『いち、いち、きゅう、なな~』と、また楽しそうに嬉しそうに数えていました。
大袈裟な言い方をするなら、ひとりの人間が進化して進歩した瞬間に立ち会ったといったところでしょうか。
それを見ているだけで僕は何とも言えない幸せな気分になりました。
少子化対策だの子育て支援策だの、効果があるのかないのかわからない議論が国会で連日繰り広げられているが、あの議員どもは幸せそうに笑う親子の未来を命懸けで守る覚悟はあるのだろうか。
そもそも国民を笑顔にする気があるのか?
この男の子が大人になり、誰かを愛し、家庭を築き、そしてまた次の世代へと命を繋いでいく、そして更にその先の時代へ受け継いでいく、その時にまだ国民が幸せに笑っていられる、そんな国を作ろうとしてるのか?
国会議員なら、自分が死んだ後の国の平和を保証しろよ。
子供がいつまでも笑っていられる世界でありますように。