向かい風が生み出す揚力で 
座標に立ち止まる紙飛行機 

それは飛んでるのだろうか 
それとも動けずにいるのか 

何かをしているようでいて 
何も成し遂げられない物体 

それが今の僕らだとしたら 
繋いだ手と手を振りほどき 

立ち止まる君に背を向けて 
追い風に落ちていくことも 

進化の過程の一環としては 
正しいと言ってくれないか 

空中にフリーズする僕らが 
これから進んでくベクトル 

自ら選ぶと決めたこの時が 
本当のスタートなんだから 

君は残るよ僕は落ちてくよ 
君を安定させる向かい風が 

せめて止みませんようにと
願いながら別の風に乗って 

僕は君の手を離した 
僕は変化を選択した





私の耳をあなたの胸に押し当てて 
途切れない心の音を聴いているの 

恥ずかしいことだなんて思わない 
時計とは違う時間を感じたいだけ 
 
夏の太陽のように強い光の残像が 
瞳の奥へと長く残り続けるように 
 
あなたの鼓動は記憶の残像として 
消えることなく響き続けていてね 

5年経っても10年経っても 
あなたの時間を私に伝えて 
 
誰も知らない時報が 
今日も鳴っています





昨日が誕生日でした。

50歳になりました。

こちらから距離を取って

疎遠にしていた方から

おめでとうと言われました。

面白いとか楽しいとかは

普段から感じていますが

【嬉しい】という気持ちは

ここしばらく忘れていました。

嬉しかった、素直に嬉しかった。

喜怒哀楽の【喜】と【楽】は

どう違うの?って思ってたけど

それがわかったような気がする。

気付かせてくれてありがとう。

いい誕生日になりました。





もういつ○んでもいいや。