ドラマ「アンメット」。

実はタイトルは「ごめんなさい、どなたですか?」を英語にしようと思ったのですが、「Sorry , What’s you’re name ?」や「Excuse me , May I ask your name?」がニュアンスとして正しいのかどうかわからない。

そもそもドラマの中の会話のやり取りで使われる言葉だから、単純に翻訳すればいいってものではないのでしょう。


それにしても「ごめんなさい、どなたですか?」のただ二言だけで全てを描ききる。

全ての観てる人に何が起こってるかを理解させてしまう。

いや、正しくは一言目の表情と声の硬さで観てる人の心にナイフを突き立て、二言目の震える表情と声で心を抉る。

この二言にこれだけ明確な意味を持たせる事ができる杉咲花以外の女優さんを思い浮かべる事ができない。


ただ、役者さんには演じやすいシチュエーションがあって、杉咲花はまだその中から出ていない。

逆に言えば演じてる役を自分の手の中にある役柄からだけ選んでいる、そんな気がします。

映画「法廷遊戯」や「市子」ではサイコパス的な役柄、映画「99.9%」では主役を盛り上げる人を食ったような役柄を演じましたが、それぞれ満島ひかりや戸田恵梨香だったらもっと振り切った演技で強いインパクトを与えてくれたんじゃないかと思います。

とは言え自分の推しグループ(グループがあるのか? 笑)の女優さんなのでこれからも出てるドラマは全て観るはず。


はい、ここまで読んで「お前はいったい何様だよ?なにを偉そうに語ってんだ?」と思ったあなたは正しい。(笑)