そんなこと別に聞きたくねー!笑

内心ショックだったが、撃沈という程ではなく、「まぁそういうこともあるよな」くらいな感じだった。


二月から資格取得の学校に通う為の資金が貯められなかった。今所持金は1000円を切ってる。焦って消費者金融に電話しまくったが、毎回ガード発行前後で見送りに。
その内の一社においては、会社の在籍確認の連絡をした際、確認が出来なかったから駄目だったようだ。

今年の新入社員の女子、くそ食らえ。

でも、自分で蒔いた種が招いた状況なのだから、その子に怒りをぶつけるのはお門違いだよな。
寧ろ借金しなくて良かったのかもしれないな。

逆に女神かもしれない。
正直全然思ってないけど。

そんなこんなで、自分に余裕が無いものだから、人とまともに向き合えないんだろうな。
少しでも関係が変わりそうな空気を感じると逃げたくなる。


好きにならないで、だけど嫌いにならないで。
...って、気色悪い事この上ないな。そして、どんだけ上からなんだよ俺。


でも正直な気持ち。

自分のキャパの狭さからなる結果なのだろうけど、色恋沙汰になると、大抵ゼロか100っていう両極端な関係になってしまう気がする。

相手の好意が丸わかりな状態で、どう付き合っていけば、友達関係を続けていけるんだろう。
優しさってなんだろう。

本当の優しさってものを相手に提示した時、自分を守ることはきっとできないんだろうな...

恋ってなんだろう。
エゴと何が違うの?
与えても与えても、きっとそれ以上に自分がもっと欲しくなってしまう。
与えてもらえなくなると、萎れ、枯れる花のようだ。

欲張りだな。


そして、俺はただただ汚いだけの獣だな。
先週の金曜日に、生まれて二回目の合コンに参加してきた。しかもゲイの。

計八人で開かれた合コンは、俺以外は殆ど知り合いだったようで、皆集まると、最早合コンと呼ぶのに相応しくない場と化していた。

こういう場では、自分の話をすると、美化された過去たちが、周りの独断と偏見により、見るも無惨な形に成り果てる事がわかった。

友人Mが、過去のコイバナをするとヤングチームとアダルトチームとの価値観の違いから争いが勃発。

「大人って最低ね」
「それは綺麗事だから」

笑いを交えて話していたけど、ヤングチームは水面下で「本当にありえない」と感じているのがひしひしと伝わってきた。

俺は両者に適当に相槌を打ち、通路側の端で、ビールから日本酒に切り替え、手酌で淡々と燗を飲んでいた。


そして数時間後に自己紹介たいむ。あからさまに順番がおかしい笑
アダルトチームの方達に唯一知り合いがいなかった自分に興味を持ってくれた方がいて、少し話した。

さっきの論争で一番とんでもないことを言っていた人だ。

友人Dが、「この子に触らないでっ!この子デブ専なんだからあんたじゃ足りないわよ、体重」
と、俺的にはかなり的を得たことを言ってくれたのにありがたかったプラス、何だか笑えた。
体重が足りないって...笑
一般的には逆だよな、もっと痩せろよとか。


さっきの論争から、個人的に好きなタイプの遊び人っぽかったし、酒を飲める人っぽかったので印象が良かった。
自分が惚れなければ一番楽なタイプ。


適当な時間にお店を出ると、ヤングチームはみんな帰ると言い、俺は飲み足りなかったのでアダルトチームと一緒に二丁目に飲みに言った。

お店に入ると、さっきの遊び人(と思われる人)Kさんが横に座った。
Kさんはさっきの飲み会にいた時とはうってかわり、全く話さなくなった。
時折Kさんの視線に気付くが、全く見ないようにした。


こうなるとだめなんだな、俺。
つうか前回のMさんとの始まり方に似ていて、経験からか、妙に冷静にその場をやり過ごせた。
そしてそこでアダルトチームと別れた。


そんで仲の良い友達と合流し、いつもの店に行った。
お店では何故かMさんの話になっていて、みんなボロクソに言っていた。

その光景を見ていると、Mさんの存在感てすげーな、と場違いだが感心していた。

友達が、「Mさん、今日すっげーブサイクといちゃついてたぞ」と教えてくれた。

日々の生活の中で、ふとした時に奴の顔が浮かぶ。正確には顔というより、存在を思い出す。
メール返ってこねーなぁ、やっぱこれは脈無しだよな、と頭ではわかっているのに淡い期待を捨てきれずにいる。
そして、あまり評判の良くないと噂されていた事に対し、何故か頑なにそれを否定しようとしている自分がいる。

俺どうしたいんだろう。
会いたいとか、一緒にいたいとかって思うのに、いざ一緒にいる時の事を考えると、少し窮屈になっている自分の姿が容易に想像できてしまう。


きっとこれは恋愛じゃない。
愛情のようなものじゃない。

精神的な作用が働いているとしか思えない。

ただ単に追いたい衝動なんだろう。
だって、付き合えたとしてもその先を彼には見いだせない。
何となく終わっていくような恋だろう。

なのに完全に精神病と決めつけられずにいる。
いつも完全に断ち切ることができない...

ばかだな、俺って。