ロングタイプのトミカにラインナップされている連接バスです。連接バス
というと、つくば万博の送迎用にボルボの連接バスが活躍したのも懐か
しい話ですが、近年では日本でも路線を特定して路線バスとして活躍す
る姿も見られるようになりました。トミカからモデル化されたのは、京成バ
スで活躍する連接バスで、JR幕張本郷駅~JR海浜幕張駅周辺を結ぶ路
線で活躍しています。ところでこの連接バス、日本では需要が少ないせ
いか、日本のバス製造メーカーからは発売されておらず、海外車両に頼
るかたちとなっています。ダイムラーグループのエボバスが製造する「メ
ルセデスベンツ シターロ」がモデル化されています。この車種は、乗降口
に段差のないノンステップ構造を標準としているのが特徴のひとつです。
日本での導入にあたって様々な点の仕様変更が行われています。右ハ
ンドルのイギリス仕様がベースとなっていますが、日本では定員30人以
上の乗車で非常口の設置が義務化されていますが、それがありません。
その代わり大型な窓を割るハンマーが装備されており、国土交通省で安
全の確認を行った結果、非常口と同等以上の安全性が確保されたとして
非常口の設置は適用除外となりました。車体幅も欧州規格の2550mm
のまま特認で導入されています。トミカではこのバスの特徴がとても良く
再現されています。特徴の連接部分は左右に可動するギミックがありま
す。カラーリングも爽やかな感じのブルーがとても良く再現されています!
上部の帯色はデフォルトで赤がプリントされていますが、付属のシールで
実車同様に他の色も再現可能となっています。