オイル漏れ修理(フェラーリ488GTB) | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

今年に入ってから弊社ピットではフェラーリ488GTBのオイル漏れ修理に着手しております。

 

オイル漏れの箇所はタペットカバー及び、オイルパンからになりますが、488はエンジンの構造的な問題で修理をするにはエンジン脱着が必須となります。

 

488系を含めた現代のフェラーリをはじめ、他メーカーの一部の車種では、車載ではオイル漏れ修理すら物理的に不可能なエンジンが多く存在しますので、注意が必要です。

 

488のエンジン脱着ではエンジン、ミッションをフレームごと降ろしてから、エンジン単体にする必要がございます。

 

フレームごと降ろす際はクーラント、エアコン、ブレーキ、パワステなどなど、ありとあらゆる配管を取り外してから行います。

 

またエンジンをミッションから切り離す際は、複数の補機類を取り外す必要があります。

 

エキマニやタービンなどの補機類の一部

 

タペットカバーを取り外す為には、カムチェーンやスプロケットの取り外しが必要です。

 

右バンク側の清掃及び、各種パッキン交換を着手

 

タペットカバー裏側にはオイル漏れの原因となっているパッキンと液体ガスケットが付着していますので、こちらも綺麗に清掃の後、新品に交換いたします。

 

カムチェーン、スプロケット、テンショナーなどの内部部品

 

左右タペットカバーのオイル漏れ修理が完了しましたので、次はオイルパンからのオイル漏れ修理に着手

 

オイルパンを真上に向ける為、エンジンを180°回転させてます。

 

フラットプレーンのクランクシャフトであることを実際に自分の目で確認したのは初めてでしたので、少し感動しました(^^♪

 

色々とつまずきながらも、ここまで修理が進んだので、引き続き残りの作業を進めてまいります。

 

作業依頼をいただいているにもかかわらず、ご入庫をお待ちいただいているお客様には大変ご迷惑をお掛けしておりまして、誠に申し訳ございません。

 

ご入庫いただける状況になりましたら、ご連絡をさせていただきますので、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

 

では...Byやま

 

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