DCTオイル、ミッションオイル、その他交換作業(フェラーリ F12ベルリネッタ) | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

ジェイウェーブ号で活躍中のフェラーリF12ベルリネッタの法定24ヶ月点検及び、油脂類交換を実施

 

今回は法定24ヶ月点検時のスタンダードメニューであるエンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード交換の他にDCTオイルとミッションオイルも交換しました。

 

現在の走行距離は8,850kmですが、新車登録から10年になろうとしていますので、DCTオイルとミッションオイル交換は必須と判断した次第です。

 

ちなみにジェイウェーブに嫁入りするまでの定期メンテナンスはディーラーで実施されていたようですが、DCTオイルとミッションオイル交換履歴はありませんでした。

 

まずは底面を覆いつくしているアンダーパネルのほぼ全てを取り外します。

 

枚数にして4枚

 

アンダーパネルを取り外すとフロント側にエンジン下部、そしてリア側にミッション下部が現れます。

 

こちらはフロント側のエンジン下部

 

こちらはリア側のミッション下部

 

それぞれのドレンボルトからエンジンオイル、DCTオイル、ミッションオイルを一気に抜き取ります。

 

DCTオイルは最初のうちはドボドボ出てきますが、それを過ぎるとチョロチョロとなかなか途切れなく、営業終了時刻が近づいてきた為、そのまま一晩放置で最後の一滴まで抜き取りました。

 

こちらが、抜き取り後のDCTオイル(左)とミッションオイル(右)です。

 

汚れ具合は分かりにくいですが、どちらのオイルもそれなりに汚れていました。

 

特にミッションオイルの方は、鉄粉らしきものが混じっていてかなり汚れていましたので、やはり交換する判断は正解でした。

 

こちらは今回入れるエンジンオイル

 

フェラーリ指定の規格と粘度(10W-60)の高性能エンジンオイル(リキモリ)をチョイス

 

こちらはDCTオイル(リキモリ)

 

こちらはミッションオイル(ワコーズ)

 

DCTオイルとミッションオイルは専用の機械で圧送して注入します。

 

注入後、所定の方法で油量チェックを行い完了

 

エンジンオイルを注入

 

F12ベルリネッタはドライサンプ方式のV型12気筒エンジンの為、13Lも入ります。

 

それとオイルフィルターも同時交換

 

ここからはブレーキフルードの交換です。

 

タイヤを4輪外して行います。

 

ブレーキフルード交換はキャリパーに装着されている2箇所のブリーダーから抜き取ります。

 

ブレーキフルードは吸湿性が高く、使用と共に劣化が進みますので車検毎の交換が必須です。

 

ブレーキフルードは専用の機械で圧送しながら、エアーが入り込まないように古いオイルを抜き取ります。

 

これにて全ての作業が無事に完了

 

またツーリングやオフ会でお会いした際にはジェイウェーブ号共々、どうぞ宜しくお願いいたします(^^♪

 

では...Byやま

 

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