フェラーリF8スパイダーにお乗りのお客様からのご依頼で、バルブ開閉モジュールをお取付けさせていただきました。
まずは取付け用の配線作りから開始
ジェイウェーブでは純正配線を傷つける事なく、お取付けできるようにカプラー付の配線を製作しています。
と申しますのが、一般的には作業効率を優先してお取付けするショップさんが多いかと思います。
そのようなショップさんはこのような手間をかけず、純正配線にエレクトロタップを用いてお取付けしておりますので断然、作業時間も短くて済みますし、部品コスト的にもお安くなります。
(※エレクトロタップは純正配線から電源を取り出す為に用いる配線分岐コネクターになります)
しかしながらエレクトロタップは純正配線の被覆を傷つけるので、一度使ってしまうと二度と元の状態には戻せません。
しかも取り付け方によっては接触不良を引き起こす事が多いので、後々トラブルの原因となります。
その接触不良を確実に阻止する為には、少し手間はかかりますが双方の被覆を剥いで撚線同士を絡めてハンダ付けする方法です。
確実性は増しますが、もちろんこの方法でも二度と元の状態には戻せません。
そのような訳で純正配線を傷つける事無く、接触不良も起こさせないお取付け方法がカプラー付配線を製作するという結論です。
これでバルブ開閉モジュールが必要無くなって元に戻す際はカプラーを抜き差しするだけで済みます。
ちなみに自分自身の愛車もこの方法でバルブ開閉モジュールを取付けています(^^♪
こだわりのある愛車にはこだわりのある作業...というのがジェイウェーブの信条です。
配線製作完了
防水対策を施し、配線保護の為のコルゲートチューブを取付けて完成です。
このコルゲートチューブを取付けないショップさんも意外と多いですね。
赤黒の線がむき出しみたいな(>_<)
もっと意外なのはディーラーさんの作業であっても後付けパーツの配線が、むき出しで引き回されている車両をたまにお見受けします。
例えばマフラー付近のバックカメラ配線など(+_+)
弊社で気が付いた時にはコルゲートチューブなどで熱害対策を施していますが...
ディーラー作業だから、ディーラーメンテだから安心とは必ずしも言えないですね。
車両へのお取付け完了
ちなみに近年のフェラーリにはGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)という追加触媒が取り付けられてきており、一般的にはGPF装着車両の場合、バルブ開閉モジュールをお取付けするとエンジン警告が点灯します。
バルブ開閉モジュールをお取付けした事による故障コードが入らないような対策を施してからお取付けしても、GPF関連の故障コードが入ってしまいエンジン警告が点灯します。
その対策としてはメインコンピューターの書き換え作業が必要になり40万、50万という費用になります。
今回はお客様ご了解のもと、コンピューターの書き換え無しで作業を完了しています。
この度は弊社にご用命いただきまして誠にありがとうございました。
では...Byやま
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