エンジン始動時の爆音対策(フェラーリ F12ベルリネッタ編) | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

フェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーにお乗りのオーナー様の中にはエンジン始動時、セルを回した瞬間にくる『キュルキュルキュル...ドッカーーン!!!』という炸裂音に悩まされている方は多いのではないでしょうか。

 

弊社のお客様の中でもそういったお声を良くお聞きしますし、中には近隣からの騒音クレームに発展したケースもあるようです。

 

特に日曜日の早朝、これからツーリングに出発するという時はかなり気をつかいますよね(^^;)

そこで今回、そんな悩みを解決するために対策グッズを製作してみました♪

 

その対策グッズがこちらです。

なんとなくヘンテコな形をしていますが、制作に要した材料は全て廃棄パーツで作りました。

まず、棒の先端に取付けられている黒ずんだ物体はBMWのサスペンションに装着されていたバンプラバーです。

そして、手で持っている銀色の棒のような物体はアヴェンタドールのフードダンパーになります。

どちらも車両整備の際に取り外した廃棄パーツにつき原価ゼロ円!笑

 

2つの廃棄部品を2液性エポキシボンドでガッチリ固定!

製作時間は10分ぐらいかと思います。

 

さて、使用方法はマフラーの出口(排気バルブ側)に挿入するだけといたって簡単!

 

ここでポイントなのは必ずバルブが装着されている側に装着するという事です。

私の経験上、フェラーリの負圧式開閉バルブの場合、エンジン始動前はバルブが開いた状態になっています。

エンジンが始動して負圧が発生したらバルブが閉じるという仕組みになりますので、始動時一発目の炸裂音はどうしても避けることができません。

 

従いまして、こちらの対策グッズを装着してエンジンを始動すればバルブが閉じているのと同等の効果が得られるのです!いやそれ以上に絶大な効果が得られます!

 

このように奥までしっかり入れ込んで完全密閉状態にすることにより、バルブが閉じている時以上に排気音が漏れてきません!

 

マフラーの内径とバンプラバーの外径がバランス良く合っていれば絶大な効果が得られます!

 

左右とも爆音対策グッズを装着しましたので、この状態でいざエンジン始動~♪

 

実際の動画は撮っていませんが、あの『ドッカーーン!!!』という炸裂音が出なくなり、冷間時のアイドルアップでも超絶静かです(*^^*)

一般的なスポーツカーレベルの音量なので、これなら早朝でも問題なさそうです。

 

これであればDIYでお作りいただけると思いますので、エンジン始動時の爆音にお悩みのオーナー様はぜひ参考にしていただければ幸いですm(_ _)m

 

では...Byやま

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