お客様からのご依頼でフェラーリ カルフォルニアのエンジン警告点灯診断及び、修理を実施いたしました。
診断の結果、排気ガスの浄化を目的に装備されている二次空気導入装置(エアポンプ)の空気が触媒まで届かず途中で詰まっている事が判明。
そうなるとエキマニを外して詰まっている箇所の清掃をしないと改善しませんが、そのエキマニを外すまでの作業がかなり大変です(汗)
まずはエンジンが乗っているメンバーを外さないといけませんが、エンジンが落ちてこないようにエンジンを吊るしておく必要がございます。
取り外したメンバー
エンジンを下からも支えながら作業を行います。
排気漏れが起こらないようにガスケットは新品交換いたします。
こちらは取り外したエキマニ
こちらが詰まりの清掃作業中
空気が通るはずの直径2mmほどの穴がカーボンでガッツリ詰まっておりました。
この穴が片バンクで8ヵ所ほどありますので、一つ一つ丁寧に詰まりを除去していきます。
今後、このような事態にならない為に、フェラーリのような高回転型のエンジンは常に回転数高めで走られる事をおススメいたします!
私の場合、走行時は4000回転以上を維持しながら走行しています。
シフトアップする際は6000、7000回転付近まで引っ張るようにしています。
そうする事によりエンジン内部のカーボンが熱で飛んでいってくれますので、今回のような事態にはなりにくいはずです。
尚、オートモードで走られると低回転域でどんどんシフトアップしてしまいますので、オートモードはあくまでエマージェンシーとお考えいただき、通常走行時はマニュアルモードで走られるのが望ましいです。
では...Byやま
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