先日より整備を開始しているフェラーリF355ベルリネッタの作業は順調に進んでおります。
整備を要する箇所がかなり多い為、作業にお時間がかかっておりますが、一つ一つ丁寧にそして着実に作業を進めております。
今回整備のメインはタイミングベルトとクラッチ交換です。
そのタイミングベルト交換にあたり、IN側とOUT側のバルブが適正位置で開閉するようにバルブタイミングの測定と調整を実施
タイベル交換時にはエンジンの一部を分解し、数多くの部品を取り外します。
そして分解してパーツを取り出すとご覧のように以前にいいかげんな整備が実施されていた痕跡を発見
カムギア取付け部のパーツですが、以前オイル漏れ時にされたと思われる黒色と白色の液体シールがべっとりと付着
このような作業はその場しのぎのごまかし作業としか言えません。
パーツ全体を綺麗にクリーニングし、ピカピカの状態に仕上げてから組み付けます。
このように一つ一つのパーツを綺麗にする作業に多くの時間を要しますが、整備の精度を上げる意味ではとても重要な作業です。
タイミングベルト、ベルトテンショナー、テンショナーベアリングは新品パーツで組み付け
それと画像には写っておりませんが、ウォーターポンプも新品交換いたします。
クランクシール取付けは専用工具を使用し、均一な力で圧入
シールを直接ハンマーで叩いて取付けするなどという荒技はジェイウェーブでは行いませんので、ご安心を(笑)
取り外したタペットカバーは経年劣化で結晶塗装が剥がれて、ご覧のような状態に...
まずはサンドブラストを使用し全ての塗装を綺麗に剥がします。
結晶塗装を行い、仕上がった状態(一部マスキングテープを剥がしておりませんが...)
オーナー様のご要望でサージタンクにも結晶塗装を施工させていただきました。
クラッチ部のパーツもご覧の通り白サビが浮いており、あまり見た目がよろしくないので、綺麗に磨き上げます。
こちらの作業にもサンドブラストを使用します。
見違えるほどピカピカになりました。
クラッチのオーバーホールもご依頼いただいた作業の一つです。
左側が旧パーツ、右側が新品パーツ
クラッチプレート、クラッチカバー、レリーズベアリング、各所シール類は全て新品パーツにて組み付けます。
このパーツがF355のクラッチプレートです。
左側が旧パーツ、右側が新品パーツ
クラッチが滑り出す寸前の旧パーツ(汗)
全ての作業をご紹介できておりませんが、他にも多数の作業を実施しております。
また日をあらためてご紹介させていただきます!
では...Byやま
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