エアコンガスクリーニング&チャージ | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

こんにちは。昨日はかなり暑かったのですが今日はあいにくの雨模様です。

夏本番まであと少しというところですが直近のエアコンメンテナンスをご紹介します。

まずは車検でお預かりのメルセデスベンスSクラス

「エアコンも見といてください」とご用命いただきました。

早速、機器を接続し圧力チェックそして温度チェックです

 
吹き出し口温度は8.5℃です。
これぐらいであれば何となく以前より効きがわるいかなあぐらいですね。
基準充填量は
 
950g+30gです
では、実際のガス量は
 
730gでした。220gの不足です
規定量充填後の温度は
 
7.6℃ですので約1度変化しました

続いてはご注文いただき納車点検整備中のレガシーです
まずは吹き出し口温度
 
そして基準量
 
370g~430gが基準値です
国産車は基準充填量が少なめのものが多いですね
実際のガス量は
 
それほど減少はないようですが400gで再度充填
 
吹き出し口温度は0.7℃変化しました

またまた続いて納車点検のポルシェ996です。
吹き出し口温度の画像が見当たりません・・・
 
基準値900gに対して
 
実際のガス量は810gでした。

これからの暑い時期にエアコンは欠かせません。
どのような車でも少しづつガスは減少します。
車検時に毎回、もしくは4年に一度はこういったメンテナンスをすることによりエアコン故障のリスク低減、燃費の向上、快適ドライブが期待できます
もちろん、真冬でもチェック可能です。

ご覧いただいている方の中にもエアコンの効き具合に不満がある方もいらっしゃるかもしれません。
エアコンの効きが悪い場合はちゃんとした設備、修理環境があるお店にご依頼されるようお勧めします。
また
「エアコンガスを足してください」
ではなく
「エアコンの効きが悪いのですが」
とご依頼されるほうがよいと思います。
中にはひどい店舗もあるようで
「エアコンのききがわるいのですが」
と相談しても
「それではまずガスを足しましょう」
充填後のお客様を呼び出し
「手をかざして冷えているのを確認し、サインをお願いします」
1週間後にエアコンが聞かなくなり相談に行くと
「ガスが抜けてますね。うちは修理はやってません」
というようなこともあるようです。

まあ、極端な例ではありますが実際こういったエアコンガス回収、再生器
を持たれてないところも多々あります。

お店選びって大事ですね!!