暑い暑い夏を前に私ヤママスのファーストカー、プジョー308のエアコン診断を実施しました。
ここ最近にあった30℃超えの暑い日に若干冷えの悪さを感じましたので、まずは最近導入した専用機器を繋いで診断開始
こちらのNEWマシーンはとにかく凄い機械です!!
少し専門的ですが一言でご説明いたしますと、エアコン冷媒(ガス)の回収、再生、真空引き、充填が全自動で行える機械なのです。
じゃ~それができるから何が凄いの っと疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、なるべく分かりやすいようにご説明させていただきます。
ほとんどの車のエンジンルーム内にはエアコン用冷媒(ガス)の容量と許容誤差が明記されたシールが貼られています。
このプジョーの場合、容量450g、許容誤差は前後25g
この容量を守ってこそ本来の性能が発揮される訳です。
一般的に冷媒が少なければエアコンの冷えが悪くなるという事は一般の方でもお分かりいただけると思いますが、逆に多すぎてもエアコンシステムが正常に機能しなかったり、車によっては停止してしまったりしますので、規定の冷媒量は厳守する必要がございます。
そこでその車ごとに定められている冷媒量を10g単位で計測して充填できるのが、この機械なのです
しかもこの機械のもう一つ凄い所は、車の冷媒を全て抜き取る際に特殊なフィルターを通してエアコンシステムに悪影響を及ぼす水分や不純物を全て取り除く機能が備わっている事です
エアコンのチェックや冷媒の補充で一般的に使用されているこちらの機器はゲージマニホールド(圧力計)と言います。
このゲージマニホールドは低圧と高圧の差でエアコンの効き具合を診断する機器で、その診断結果によってこの機器から冷媒を補充したりします。
しかしながらこの機器では車ごとに定められている正確なガス量は計測できません。
もちろん、どれだけ熟練のメカニックが見ても物理的に無理なのです。
という事は冷媒不足という診断であっても適当に冷媒を補充する事しかできませんので、『とりあえずガスを一本入れときましょうか 』などというメカニックからの提案で200gの冷媒缶を補充した場合、もしかしたらオーバーチャージの可能性もあるという事ですね。
さて話を戻しまして...
当プジョー308は診断の結果、450gの規定量に対して420gでした。
新車から3年でこのぐらいの不足なら許容範囲ですね。
エアコンシステム内を20分間の真空引きを行った後、フィルターに通され綺麗になった冷媒を規定量再充填して完了
温度計にて冷え具合をチェック
9.6℃という結果が出ましたので作業前と比較して約2℃下がりました
素晴らしい結果に大満足、これで暑い夏を乗り切れそうです。(笑)
では...Byやま