仕入れ基準(第一回目) | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

皆さま、メリークリスマス!今日までの三連休をいかがお過ごしでしょうか!?

そういえば今年ももう僅かですね~

弊社は今年もなんとか無事に年が越せそうです。感謝!感謝!

さて、本日はジェイウェーブの仕入れについてのお話です。

ホームページでは『厳選仕入れ』などと謳っておりますが、どう厳選しているのか?どういう目線で仕入れをしているのか?を客観的に皆さま方におわかりいただけるように実際にオークション会場で私が下見した車両の写真でご説明いたします。

今回はそのシリーズ第一回目です。

まずは私が絶対に仕入れをしない車両のコンディションについてご説明したいと思います。

  
上の写真をご覧下さい。ヘッドライトが黄色く変色しています。

ヘッドライトの状態を見ればその車両の保管状態が良くわかります。 

ヘッドライトがこのような状態の場合、たいてい他もやれている車がほとんどです。

案の定、ボディ・モール類、・ホイール・内装などの質感も最低でした。

前オーナー様の愛情が全く感じられません。


  
フロントバンパーが左右とも傷だらけです。

外装の傷が多い車両も全体的な質感が悪く、機関部分にまで不具合をかかえている車が多いです。 

完全に道具として乗られている車両の場合、傷が付こうが多少壊れていようがお構いなしといった感覚なのでしょう~

前オーナー様の愛情はゼロと言えます。


 
せっかくの本チャンAMGなのにホイールがガリガリです。

今までの経験上、ホイールのガリ傷が多い車両は他の質感も悪く、仕入れに至ることはございませんでした。

やっぱり前オーナー様の愛情が感じられません。←愛情があればリペアすると思います。


 
かなりタイヤがはみ出ています。

車両は綺麗でしたが、これでは車検が通りません。

一応、弊社は運輸局認証工場なので車検に通らないような車は販売できません。

ホイールとタイヤを規格の物に替えるとしてもコストがかかり過ぎます。



本革シートの質感が悪すぎです。

テッカテッカでスレもひどく、かなりやれています。

走行距離は意外と少なかったのですが...

このようなシートの質感では仕入れの対象に全くなりません。

これで第一回目は以上ですが、少しはおわかりいただけましたでしょうか?

車両を見極めるポイントはやっぱり前オーナー様の『愛情』ではないでしょうか。

愛情がかかっている車両はヘッドライトもホイールもボディもシートも機関もGOODコンディションの個体が多いと断言できます。

私はそのような目線でいつも車と向き合っています。

では...Byやま