ポルシェ ボクスター修理 | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

年の瀬も押し迫ってきたある日、弊社のお客様がご所有されているボクスター(Type986)が突如、不具合が発生し弊社ファクトリーに緊急入庫いたしました。レンチ


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不具合が発生した箇所は2ヵ所で2日間にわたり立て続けに起こったそうです。


まず1つ目はウインカーレバーの作動不良でレバーを下(左折方向)に下げてもカチッとロックされないという症状です。


そして2つ目は運転席ドアを開けるとドアウインドウが1cmほど下がる機能が働かず、ドアを開けても上がりっぱなしの状態になってしまうという症状です。


早速、その不具合を起こしている原因を探っていきます。サーチ


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ウインカーレバーの作動不良の修理はウインカーとワイパーレバーとが一体になっているユニットに不具合があった為、そのユニットを交換する事になりました。


上が新品で下が不具合を起こしているユニットです。


見た目には何も変わりませんが内部でプラスチックパーツが破損しております。


残念ながら分解しての修理は不可能です。

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そしてドアウインドウが下がらない症状はドアロックユニットに不具合がございました。


どういう事かご説明しますと、ドアロックユニットに仕込まれているドアの開閉を感知するマイクロスイッチが壊れてしまっていました。(右下写真参照)


そのスイッチが壊れてしまうとドアを開けてもその情報がECUに伝達されずドアウインドウを下げる信号がパワーウインドウモーターに出ないという訳です。


今回の修理で交換した2個の部品を見るとめちゃめちゃ高価そうな部品に見えますが、実際は思っていたよりかなり安かったのでホッとしました。


お客様のご負担も少なく、また短期間で修理が完了いたしましたのでとりあえずメデタシ、メデタシでございます。祝日


では...Byやま