フェラーリ360モデナ 内装ベタベタ修理 | 男のアトリエ

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京都市にある欧州輸入車の専門店、『株式会社ジェイウェーブ』 が送る気まぐれな日記です。

日々の他愛もない出来事から、新規入庫車両のご案内や弊社が実施した整備&用品取付けなど仕事に関する事もご紹介しております。

今回、フェラーリ360モデナの内装リペアをする事となりました。


360モデナもそうですがF355、F430などのモデルは内装パーツにゴム系の樹脂塗装が施されております。


その樹脂塗装が経年変化で溶けたようにベタベタしてくる症状がどれだけ保管状態が良くても絶対に出てきてしまいます。


実はフェラーリオーナーの悩みの種となっている部分です。


まぁ~このベタベタはフェラーリに限らずベンツやワーゲンでもありますが...


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それでこの黒いベタベタがかなりやっかいで手や服につきようものなら、なかなか取れません。


しかもさわる度にベタベタ、ネチャネチャしてとっても不快でなりません。


これではせっかくのフェラーリが台無しですね。(-_-)/~~~


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作業的にはベタベタの素となるゴム系の塗装がしてあるパーツを全て取り外し、その塗装を綺麗に剥がすところから始まります。

そのベタベタを綺麗に剥がし、そのあと下処理をし内装パーツ用の塗装を施します。


ベタベタ塗装をしてあるパーツを全て外して更に細かくするのも一苦労ですが、そこからベタベタを剥がすのがかなり大変な作業となります。


作業時間的には5日ほどかかりましたが、もうこれで永遠にベタベタになることはございません。

また、スイッチ類やキーシリンダーまわりのひっかき傷がなくなり車内の質感も格段にアップしました。


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新たに内装用の塗料で仕上げますが、塗る色や艶をどのくらい出すかなどの質感も思いのまま決める事ができます。


塗装作業のみ専門業者に外注します。


今回は艶を控えめで色はもともとの内装色に合わせてもらいました。


エアコンパネルなど白抜きしてあるパーツは特殊なクリア塗装を施します。


塗料にはシンナーなどを使用しませんので、塗装後も嫌な臭いなどは一切ございません。


本当に優れものです。


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もうこれで二度とベタベタになる事はございません。

では...Byやま