「あの日」 を思う 「今」 を生きる | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

2016年熊本地震から丸3年を迎えた。

もう3年か、まだ3年か

受け止め方は人それぞれであろう。

 

災害公営住宅(復興住宅)の建設も各地で進んでいるが

現在も1万6519人が仮設住宅での生活が続いており

住まい再建のめどが立たない被災者はまだ多い。

 

それでも復興、再生への長い道のりも

一歩一歩確実に前に進んでいるのも確か。

 

 

 

 

 

人間、辛いことは忘れてしまいたいのが人情。

しかし一方、忘れてならないこともある。

震災の教訓もそうだ。

そして、記憶の風化にあらがい続けている人たちがいることを

忘れてはならない。

 

 

平成28年熊本地震概要

 

前震 2016年4月14日午後9時26分

震源:益城町

規模:M(マグチチュード)6.5

最大震度:7(益城町)

 

本震 2016年4月16日午前1時25分

震源:嘉島町

規模:M(マグニチュード)7.3

最大震度:7(益城町・西原村)

 

 

※ 嘉島町のうちの小さいホテルも被災。(;゚Д゚)!

 

 

 

 

 

「災害の時代」ともいわれた平成は間もなく幕を閉じる。

 

ここで、平成に起こった災害を振り返っておこう。

 

 

1990年代:平成2~11年

 

1990年~雲仙普賢岳火砕流

1991年台風19号

1993年1月15日釧路沖地震(最大震度6)

1993年7月12日北海道西南沖地震(最大震度6)

1994年10月4日北海道東方沖地震(最大震度6)

1994年三陸はるか沖地震(最大震度6)

1995年1月17日阪神淡路大震災最大震度7

 

 

2000年代:平成12~21年

 

2000年6月26日三宅島噴火

2000年10月6日鳥取県西部地震(最大震度6)

2003年9月26日十勝沖地震(最大震度6)

2004年10月23日新潟県中越地震最大震度7

2005年3月20日福岡西方沖地震(最大震度6)

2005年8月29日~台風14号

2006年豪雪

2007年3月25日能登半島地震(最大震度6)

2007年7月16日新潟県中越沖地震(最大震度6)

2008年6月14日岩手・宮城内陸地震(最大震度6)

2008年7月24日岩手県沿岸北部地震(最大震度6)

2009年8月11日駿河湾地震(最大震度6)

 

 

2010年代:平成22~31年

 

2010年豪雪

2011年1月~新燃岳噴火

2011年3月11日東日本大震災最大震度7

2011年4月11日福島県浜通り地震(最大震度6)

2011年8月25日~台風12号

2013年10月11日~台風26号

2014年豪雪

2014年8月20日広島市土砂災害

2014年9月27日御嶽山噴火

2016年4月14日・16日熊本地震最大震度7

2016年8月17日~台風7、9、11号北海道上陸

2017年7月5日~九州北部豪雨

2018年6月28日~西日本豪雨

2018年9月4日~台風21号

2018年9月6日北海道胆振東部地震最大震度7

 

 

これ以外にも災害レベルの猛暑や豪雨などもあった。

甚大な被害をもたらした災害が、30年間にこれだけあったことに

改めて驚かされる。

 

ただ新たな時代も、災害は列島のどこかで繰り返されることだろう。

 

震度7を2回という未曾有の大地震に見舞われた熊本は

その貴重な経験を語り継ぐ役割を担った。

 

語り継ぐ相手は外部の人とは限らない。

家族や同僚、近所に人など身近な人が重要かもしれない。

被災者にとって、辛い経験を忘れ去られてしまうほどつらいことはない。

 

節目に際し、震災の教訓や体験を語り合うきっかけとしたいものである。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。