世の中、時に痛ましい犯罪や事件が起き、犯人が逮捕されると
昔を知る同級生やご近所の方などが記者の質問に
「おとなしくいい子でした。とても事件を起こすとは思わなかった」
などと答えるのを耳にする。
いったい何がその人物の人となりを変えたのだろう?
夢や目標を描いて努力することで、人は人格が磨かれ
能力を高めて自らを成長させることができる。
その一方で、さまざまな経験を積み、環境が移り変わる中で
思っていたのと違ったり、意図せざる変化を余儀なくされるのも
人である。
とするならば、誰でも時として自分自身の不甲斐なさや憤りを抱く理由の一端は、なりたい自分になれず、いつしか自責の念に駆られたり
変わった自分の姿を受け容れられなくなるからではないだろうか。
思いどおりにならない自分の一面は誰にでもあることだ。
けれども、自らをさげすむほどの考えにいたってはならない。
大切なことは、何があっても自分の人生に希望を持ち
将来の自分の姿に責任を持ち続けることではないか。
そのために、日々自分と向き合う時間と努力を怠らずにいたい。
自らを省みつつ、引き締めた力を時にゆるめ赦すことも大事
そしてまた励ます。
少しでもなりたい自分に変わり得るように・・・。
本日は以上です。