火の山の大地へ海を渡る~ 島 原 半 島 の 旅 ③ ~( 雲仙地獄・雲仙九州ホテル ) | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

雲仙温泉に到着!車

 

雲仙温泉は標高700mを越える高地のため

温泉街一帯は真夏の8月でも平均気温がナント21.7度!

北海道の札幌と同じくらいの涼しさだそうだ。

避暑地、保養地として脚光を浴びるようになったのは明治時代から。

 

全国的にもその歴史は古く、当時シーボルトやケンペルの紹介で

外国人にもその良さを認められ、次第に各施設が整えられていった。

そして昭和9年には、日本で最初の国立公園に指定された。

昔から、上海や香港などから外国人客が多く

雲仙では外国人もとても身近な存在で

おじいちゃんやおばあちゃんでも英語をペラペラしゃべる人が多かった

というから、いかに賑わっていたかがわかる。

 

 

いまでは、日本至るところで 「そんな時代もあったねと~♪」

と、懐かしむ声も多くなった。

 

 

さてと、まずはお宿へチェックイン。

 

 

お世話になったのは創業101年目を迎えた老舗ホテルが今春

大人のリゾートホテルとしてリニューアルオープンした

「雲仙九州ホテル」。

 

 

 

 

雲仙地獄に佇む抜群のロケーションにあるホテル。

 

 

 

 

お出迎えを受けエントランス棟のロビーにて

ウェルカムドリンクのおもてなし。

 

 

 

受付を済ませると一旦屋外に出るスタイルで

敷地中央には、カエデやもみじを主体とした木々が

水盤を取り囲んだ中庭広がる。

 

水の音と緑の風景を眺めながら回廊を進み宿泊棟へ。

 

 

受付デスク                      宿泊棟へご案内・・(右は中庭)

 

 

エレベーターホールの前室には九州の工芸品や

ホテルの歴史を紹介するコーナーも。

 

 

 

エレベーターは部屋の鍵がないと利用できないシステム。

 

正面扉の先は、プライベート感重視の人におすすめだそうで

ちょっと料金お高めの特別室離れのお部屋棟が・・・

 

 

われら夫婦は眺めの良いスタンダードなテラスツインルーム

和室やカウチソファーのある落ち着いたデザインのお部屋だ。

 

 

 

 

大きな窓からは雲仙地獄谷が一望!

 

 

ソファーテラス                 滞在中いつでも入れるお風呂

 

 

宿泊客はカフェバーや屋上ラウンジでの飲み物はなんとフリー!

嬉しいサービスだ。

 

早速一風呂浴びてビールを・・・!

 

 

 

夕暮れにはまだ少し時間があったので雲仙地獄を散歩することに。

 

 

 

湯煙りと独特な硫黄の臭いが

なんか懐かしい地獄温泉に来たことを実感させてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

地獄周囲は遊歩道が整備されており様々な地獄の説明がされている。

 

「お糸地獄」・・島原城下に住んでいたお糸が情夫と共謀して夫を殺害し

     明治3年(1870)に処刑された頃に噴出した地獄。

「清七地獄」・・・江戸時代初期に清七といいうキリシタンが捕らえられ

 ここで酷刑に処されたと云われている。

 

などの地獄の他、「泥火山」や地熱を体感できるコーナーもある。

 

東屋ではやはり何といっても温泉たまごが人気!

 

 

 

 

キリシタン殉教碑・・・江戸時代寛永4年(1627)雲仙地獄では

「山入り」と言われる地獄でのキリシタンに対する拷問があった。

毎年5月に、この地で「雲仙殉教祭」が行われているそうだ。

 

 

真知子岩・・・真知子とは昭和29年ラジオドラマで大ヒットした

「君の名は」の主人公で、この映画の撮影が雲仙で行われた際

ここの樹氷が映され

雲仙への観光客が一気に増えたそうである。

 

 

さて、小一時間程地獄を散策したあとはホテルへ戻り夕食だ。

 

 

夕刻の中庭

 

 

33回目の記念に ( ^^)/▽▽\(^^ )乾杯! これからもよろしくネ

 

 

レストランは既設の棟でクラシカルなメインダイニングルーム「1917」

目の前は湯煙り立つ地獄谷。

 

 

このホテル、創業者は上海航路の洋食のコックであった歴史に倣って

夜は和のテイストも取り入れた洋食中心の献立であった。

 

 

気になるシャポーの中身は・・・

 

 

島原の郷土料理 ミニ 具雑煮。

 

いわゆる雑煮であるがこれが美味しい!

 

 

 

 

橘湾の生魚料理

 

 

島原半島の野菜でつくる前菜

赤里芋のスープ仕立て・人参と大根マスタードソース・落花生

ナス・トマト・雲仙紅葉豚の燻製オリーブオイル・栗渋皮煮ラム酒漬け

 

 

雲仙産きのこを使った南島原の手延べパスタ トリュフ風味

 

 

長崎雲仙の八斗木(はっとぎ)葱と熊本天草大王(地鶏)のソテー

 

 

 

 

 

橘湾産 真鯛の白ワイン蒸し ペルノーソース

 

 

長崎牛ランプ肉の炭火焼き 赤ワインソース

 

 

お料理の〆は

 

茶碗蒸し仕立て鶏雑炊!

 

 

コース最後はデザート

いちじくのコンポートとヨーグルトムース添え(写真なし)とコーヒー

 

 

おごちそうさまでした。感謝。。。

 

 

 

 

 

今宵仕上げは屋上ラウンジでバーボンを1杯ロックグラス

 

 

翌朝もすっきり!

 

 

ひとっ風呂浴びて朝食へ!

 

 

朝食は、和食または洋食を選べて、私は和、妻は洋で・・・

 

 

特にこれ

サザエと鯛を添えた特性ダシの卵かけご飯

(生卵に、かつおだしと醤油を合わせた特性ダシをかけて食べる)

 

朝から最高!

 

 

 

 

 

 

さて 夫婦 "島原半島の旅 " 車

 

 

2日目はまたまた次回へ!

 

 

 

 

 

本日は以上です。