恒例の結婚記念、夫婦で1泊温泉旅行
今年は島原半島の旅 ~ !
熊本と島原(長崎県)は有明海を挟んだ対岸に位置し
いつも互いに眺めているところだが
亀吉、訪れるのは実に数十年ぶりとなる雲仙・島原。
清々しい青空の下、熊本市西区の熊本港より
高速フェリー「オーシャン・アロー」に初乗船!
早い! わずか30分で島原外港に到着!
とりあえず島原市街地へ!
最初に訪れたのは「島原城」( 別名: 森岳城 ・ 高来城 )。
層塔風総塗り込みの五層の天守閣
この地は森岳といい、有馬晴信が本陣を構えて
佐賀(肥前)・龍造寺隆信軍を撃破したところ。
ここに五条(奈良県)から入封した松倉重政が1618年(元和4年)
から7年の歳月を経てこの「島原城」を完成させた。
同時に島原城下町も整備したとされている。
天守閣を据える本丸、北へ二の丸と三の丸を配備。
要所を三層櫓で固め、外郭は4キロにわたり
矢狭間を持つ練塀で取り囲む。
4万石の大名には過分な城だ。
ここに有馬氏時代からの海外貿易の利益と
松倉氏の新興大名としての意気込みが感じられるという。
以来、4氏19代の居城として輝いた。
その間、1637年(寛永14年)の島原の乱では一揆軍の猛攻をしのぎ
1792年(寛政4年)島原大変時には大地震と大津波にも耐えてきた。
明治維新で廃城になり解体されたが
島原市民の夢であるお城復興への取り組みが長年続き
1964年(昭和39年)天守閣が復元されたものだ。
天守閣には
1階【キリシタン展】
2階【郷土資料展】
3階【民族展】
四階には観光と物産コーナーがあり
五階には【天守閣・展望所】があり島原の街並みを360度満喫できる。
天守閣から海側に出ると日本彫塑界の巨匠であり、文化勲章の芸術家
北村西望氏の代表作60点が展示された「西望記念館」がある。
西望氏は長崎平和記念像の作者としても親しまれている。
喝!? すこしは反省しろ!
亀吉: えっ!いきなり オレ? (^_^;)
こちらは、三の丸にあったという「御馬見所(おんうまみしょ)」を移築。
藩主松平忠和の時代
藩主が藩士の訓練状況を見る視察所として使用。
江戸時代から残る数寄屋造りで国の有形文化財である。
最後は島原城登城記念撮影
お次は松倉重政が島原城を築いた時に
下士をまとめて住まわせたという
武家屋敷街へ!
現在、保存されている下の丁(したのちょう)の武家屋敷には
山本邸、篠塚邸、島田邸の3軒が一般に開放されており
当時の武家生活の様子が偲ばれる。
道の中央に流れる水路は
旧藩時代に生活用水として大切に守られてきた
武家屋敷を後にし、近くの古い町屋風のレトロな町並みを散策してみた。
「青い理髪店」
大正12年に建築された洋館造り。現在はリニューアルされカフェ。
1階の部屋には当時の床屋さんの道具がそのまま残っており
その椅子に座り、鏡に姿を見ながら飲むコーヒーは
どことなく大正ロマンの香りが・・・
森岳商店街にある 「猪原金物店」
明治2年に開業した金物店だそうだ。
今ではこういう金物店、すっかり見なくなったなぁ・・・
ご当主はこのあたりの町屋と街並みを保存するため
この家屋も建築当時のようにリニューアル。
店内はレトロでありながらも遊び心のある見所満載だ。
中庭の風情ある喫茶コーナーもある。
というところで、今日はこれまで。
次回へつづく!
本日は以上です。