今年は、まさかの熊本地震発生により
郷土に深い悲しみと傷痕の歴史を残す年となった。
そんな平成28年もいよいよ12月・師走となり、1年の締めくくりの月である
。日中の明るさも日に日に短くなり、寒さもだんだん厳しくなっていき冬を実感する。
これから年末の大売出し、お歳暮、忘年会、クリスマスなどの行事も続き
何かと慌しくなる年の瀬であるが、しばし沈思の時をもち
よかったこと、良くなかったこと、過ぎ去りし一年を顧みることも大事なことではないか。
ところで、この時期になると決まって、「1年が経つのは早いですね~」なんて声が
あちこちから聞こえてくる。
実際、年をとるほど1年が短く感じるという「ジャネーの法則」というのがある。
これは生涯のある時期における時間の心理的長さは
年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)というもの。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1であるが
5歳の人間にとっては5分の1に相当する。
よって、50歳の人にとって10年間は5歳の人にとっての1年間に当たり
5歳の人間の1日が、50歳の人間の10日間にあたることになる。
つまり、生きてきた年数によって1年の相対的長さがどんどん小さくなることによって
時間が早く感じるということのようだ。
さて、師走、ゆく年くる年の準備や行事に追われるときではあるが
こういう時期だからこそ、一年のけじめをつけ
来るべき年に希望をつなげてゆくためにも
去りゆく年を振り返る静思の時をもちたいものだ。
被災し、閉園中の旧細川刑部邸の紅葉も見頃を迎えている。現在期間限定で庭園を一部開放中
※写真は昨年撮影したものです
本日は以上です。