保険料納付は65歳まで!
厚生年金パート加入拡大!
厚生労働省は公的年金制度の改革案の検討に入った。
という新聞の見出し。
この4月政府は消費増税で社会保障費の財源確保に一定の道筋をつけたかのようですが
人口減などの社会情勢の変化に制度改革が追いついていないのが現状です。
今、日本は少子高齢化やグローバル化が進行し、社会は成熟を遂げ
同時に時代を牽引する主役技術も移り変わってきました。
先行き不透明感が長期化する経済状況の中
最近は若者の終身雇用志向が転職志向を上回っているといいます。
学校を出て就職し会社人間となって、会社に身柄をあずけ
会社に人生まで決めてもらうつもりでいる人が増えているということなのでしょうか。
かつて日本も、新興国として飛躍を遂げた高度成長期を経験してきた中で
「日本的な終身雇用や年功序列は、会社への忠誠心と帰属意識を高めるよい雇用である」と
外国からさえも評価される見方がありました。
終身雇用や年功序列は「与えられたもの」という側面があり、皆が会社に帰属して
文句もいわず盲目的に働くことが、たしかに高度成長期の強みだったのでしょう。
しかし、彼らが幻想を抱いているそれらの制度は、いまの日本経済や人口構造からしても
もはや維持できるものではありません。
そういう現在にあって、会社に身柄をあずけ
人生まで決めてもらうような生き方はもうできないと思った方がいいです。
多くの人は、「フリーターになったら一生が終わる」といったようなことも知っていると思います。
だから、“安定”を求め就職観も保守化しているのは理解できないことではありません。
だけれども、「自分の人生は自分で決めなければなりません」。
会社というところは、何ごともなければ定年まで働かせてくれる。それだけのところです。
辞めたら何のかかわりもない。
しかし、実はそこから先の人生がこれからは長いのです。
現在日本人の平均寿命は、女性86歳・男性79歳で、男女合わせた平均寿命は83歳。
100歳以上も多くいらっしゃる世界トップクラスの長寿国です。
20年・30年の長い年月にわたる人生のシナリオを、フリーハンドでつくらなければならないのです。
これを厳しいと感じるのであれば、自分は甘ったれ根性の持ち主だと思った方がいい。
子どものときには親から進路を決められ、長じて会社に全てをゆだねる。
では、いったいどこに自分の人生があるのでしょう。
長寿社会になったことは、定年後に本当の自分の生き方ができるという点では
本当に素晴らしい時代になってきたと思います。
ただし、この人生後半戦を愉しく仕合わせに生きるには、そのための準備が必要なのです。
一番は、なんといっても心身ともに健康であることは言うまでもありませんが
お金だけでもなく、何をするかも含めてです。
少なくとも40歳過ぎたらじっくりと計画を立て、できることなら50歳から実行に移した方が良い。
と、ボクは若いころ、尊敬するある方からアドバイスを受けました。
「何も定年になるまで会社にねばっていることもなかろうもん・・・」と。
それがよかった。
早い段階で自分の人生設計を描くと同時に、それに対しての目標設定ができたからです。
50歳代中半のいま、こうして書いたりしているブログ等も
ある意味自分の後半戦への準備のひとつだと言えるのかもしれません。
本日は以上です。
熊本で遊ぶ。熊本でお仕事。どちらもお泊りなら
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小さいから楽しいホテルの経営