時代も変わったものです。
お隣中国で今月、「高齢者権益保障法」という法律が施行されました。
高齢者を物心両面からいたわる観点から、無視したり冷たく接したりすることを禁じ
年老いた親と離れて暮らす子供たちにも「しばしば」親の元を訪問することなどを義務付けています。
「しばしば」という頻度は分かりませんが、違反したからといっても刑罰はないということです。
法施行の当日には早速
娘夫婦に面倒をみるように求めた高齢女性の訴えをほぼ認める判決が出たそうです。
こうした訴訟が全国に広がりそうだという世の中、いやはやなんともやりきれない気持ちになりますが
どうなんでしょう?
孤独死など高齢者を取り巻く問題を少なくしてゆくのが法施行の狙いらしいですが
それだけ中国でも高齢化が深刻な状況になっているということでしょう。
ただ、やはりこの法施行には賛否両論あるようです。
日本では明日、参議院選挙投票日です。
今回、憲法改正も一つの争点となっています。内容をよく吟味しないといけません。
今後日本でも物心両面で親孝行を強いる法律ができたりしたらどうなるのでしょう・・・・。
もちろん、家族が助け合うことは言うまでもなく大切なこと。
それ自体に異論はありませんが、はたして法律で強要するようなことなのかなぁ・・・。
そこに親子愛や絆といった 大切な ″心″ は存在するのでしょうか。
しかし一方で、昨今
ニュースで多くなったと感じる家族内での残虐な犯罪、事件など目にすると複雑な気持ち駆られます。ま、これはまた別問題か。
本日は以上です。