「世界で最もおいしいワインの産地は将来、アメリカ・ロッキー山脈になるかもしれない!」
と いうワインも嗜好する亀吉にとって興味深い新聞記事が目に留まりました。
※(6/5熊本日日新聞)
環境保護団体コンサベーション・インターナショナルと
米国の大学などの国際研究チームが予測したもので、地球温暖化の進行により
現在の著名な産地であるフランス・ボルドーやイタリア・トスカーナは
ブドウの生育に適した気候でなくなり
将来、標高や緯度が高い地域が栽培に適した土地になるとの分析結果をまとめたのです。
ワインの個性は気温や湿度によるところの要因が大きく
ブドウ栽培は「地中海性気候」が最適だそうです。
しかし、今世紀末の世界の気温が20世紀末より約5.5度上がる場合と約2.5度上がる場合に分け
世界の主要なワイン産地9地域の気温変化などを予測。
すると、約5.5度上がる場合は今世紀半ばに
栽培に適した土地はオーストラリアの地中海性気候の地域は73%減、
欧州の地中海周辺は68%減、米国のカリフォルニアは60%減となり
チリや南アフリカを含む6地域で22~73%減るとの予測が出ていました。
気温上昇が約2.5度の場合も同じ6地域で17~62%減。
専門家の間では
世界の平均気温は今世紀末に最代4.8度上昇するとの議論もあり
今回の予測は現実味を帯びてくるようです。
一方、温暖化で栽培に適した土地が広がる地域があるわけです。
気温が約5.5度上がる場合は、栽培に適した土地は米国北西部を中心とする地域で231%
ニュージーランドで168%、欧州北部で99%それぞれ増加。
約2.5度の場合も、この3地域は栽培に適した土地が広がるそうです。
ただ、問題もあります。
ブドウ生育に好条件となった土地だからといって新たにブドウ栽培を始めようとしても
様々な生態系への悪影響を招きかねなくそう簡単ではないようです。
今後、暑さに強い品種の開発や消費者が環境に配慮した
ワインを選ぶことも必要になってくるといいます。
温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出を減らすことがやはり重要なようです。
本日は以上です。
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