長生きを考えるよりまず現在をたのしむ! | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

先月、2011年の日本人の平均寿命が厚労省から公表されました。

 

女性 85.90歲 男性 79.44

 

日本女性の平均寿命は2010年まで26年連続世界一でしたが

今回香港の86.70歲を下回り2位となりました。

男女とも2年連続で縮んでいますが、厚労省は東日本大震災が大きく影響していると説明。

女性が縮んだ理由には、自殺による死亡が上昇したことも挙げています。

 

 

長生きする技術や方法など、そのノウハウはいつの時代もまことしやかなことがささやかれていますが人類誕生以来の夢であろうところの「不老不死」が叶えられるようになったわけでもありません。

 

 

長生きの秘訣など簡単に言えば

腹八分、体を動かす、クヨクヨしない といった

この3つのことが昔から言われてきたことです。

 

 

昔に比べて寿命が飛躍的に延びていると思っていることも錯覚なのです。

生物としての人間の寿命は今も昔も変わらないのだといいます。

最長で百二十歲前後が人間の限界寿命ということらしい。

昔は伝染病や戦争や衛生管理の悪さなどいろいろあって

早死する人が多く、限界寿命に達する人は稀だったのです。

 

 

今は医療が発達し食料も豊富になって、なかなか人が死ななくなりました。

だから長生きする人がそれだけ多くなった。ただそれだけの話のようです。

寿命というのは皆がおもっているようには延びていないのです。

にもかかわらず最近は、壮年期から老後の生活にある種の憧れのようなものをもって

いそいそ準備を始める人も多いようです。

 

 

ま、それはそれでいいのかもしれませんが、そういう人を見て少し気の毒に思うことがあります。

先にたのしみを持っていくだけだと、永遠にたのしめないからです。

 

 

人間が手にできる時間は、現在しかないのです。

だから現在をたのしめない人は永遠にたのしめないことになると思うからです。

「先にたのしみをとっておく」 というのが、その先とはいつなのか。

いつも先なら永遠にそのときはめぐってきません。

 

 

定年が目安なら具体的ですが、用意万端整えて首尾良く定年を迎えたら

奥さんから 「サヨナラ」 をいわれたりする。

なんてことも冗談ではなく世間では珍しい話ではないようです。

そいうこともなく目論見通りに運んでも、今度は予想もしない現実に遭遇する。

それでは想像していたのと違って、ちっともたのしくないのです。

 

 

と、まあ兎角人生はなかなか自分が思っているようにはいかないもののようです。

だけど人生をたのしく生きる方法が一つあります。

それは現在をたのしむ姿勢をもつことです。

現在がいかなる状況であれ、その与えられた条件の中で

「自分は幸せだ」「人生はたのしい」 といえる状態をつくるのです。

 

 

どんな方法で? 

 

 秘策を授ける。

「すべてを肯定し感謝しプラス発想をする」 ことです。

この癖を人生のなるべく早い段階から、徹底して身に付けておくといいです。

そうすれば人生の光景がパッと明るくなること請け合いです。

いくら長生きしても暗くては、ただ死なないだけの人生でたのしくありません。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。