今の世の中は
「ウソではないが、本当でもない」 「事実であるが、真実ではない」
こういった情報ばかり流れている、そんな時代であるように思います。
もともと人間の判断は客観性に乏しいものですが、学問の世界でも
「これだけはまちがいない」 と思われていたことが
実はまちがいだったというケースも結構あると聞くと
いったい何を物差しにして判断すればいいのかますますわからなくなってきます。
現在は、インターネットの普及により、あらゆる情報が瞬時にして手に入ります。
便利なのはまちがいありませんが
その情報量の多さゆえにどれが本当なのか解りずらく
また個人的にまちがった受け取り方をしても、それがまちがっていることも解らない。
マスコミが書き立てることを、一般の人はわりと信用しています。
だけど時代が時代ですから
マスコミのいうこともあまりアテにならないと思ったほうがいいです。
また、新聞や週刊誌の見出し広告など
購買意欲を膨らますために「インパクト」のある見出しに釣られて読んでみると
「ん?」、「なーんだ」 って経験誰でも少なからずある筈です。
騙しているともとれるし、騙していないともとれる・・・
騙されているともとれるし、騙されていないともとれる・・・
このような次第ですから、今、世の中でいわれることは事実だけを受け取って
あとの判断は自分でするしかないのです。
さて、さて、世知辛い世の中、このさい思い切って色眼鏡をかけてしまったらどうかと思うのです。
それもヘンな色眼鏡ではなく幸福の色眼鏡をかけるのです。
「自分に起きることはすべて自分にとってプラスになることである」 と おもえる色眼鏡です。
ずいぶんノーテンキなことをいうと思われるかもしれませんが
ではほかにどんな手段があるかといっても、今のボクの頭ではおもいつきません
。あとはどうころんだって不安や心配を駆り立てるものばかりのようにおもえるのです。
会社が倒産したらどうなるのか? リストラされたらどうなるのか?
老後の資金は大丈夫か? 年金はちゃんと貰えるだろうか?
寝たきりになったときの介護はどうなるのか?
重い病にかかってしまったら困るなぁ・・・なんて
まともに考えだしたらこんなことしかでてきません。
これでは気が滅入るばかりです。
悪い結果ばかり想定して心配していたら、本当に心配しているような事態に直面するのがおちです。
こういう人は、知らず知らずのうちに不幸の色眼鏡をかけてしまっているのです。
不幸の色眼鏡をかけていると、どんなに良いものを手に入れても、それが幸福をもたらしてくれません。幸福が見えなくなってくるのです。
幸福の色眼鏡をかければ何でも幸福の色に染まってみえます。
リストラ? いいじゃないか。
どうせ長くても定年までの運命だったのだから早めに転身のチャンスができて好都合だ!
年金をあてにしなくてもいいようになってやる!
本当に自分がやりたかったことができるチャンス!
・・・自分にふりかかってくるあらゆることをプラスの発想で捉えていけば
不思議となんとかなるもののようです。
いらぬ不安を抱えて過ごすよりも
すぐに答えの出る方が確実に幸福に近づけていくような気がします。
本日は以上です。