弥生 三月! | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際

少しあかりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる

 

 

                   清少納言・「枕草子」

 

 

<現代語訳>

春は、あけぼのの頃がよい。じょじょに白くなっていく山ぎわが

少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。

 

因みに清少納言の父で、熊本にゆかりのあった

 

清原元輔(きよはら の もとすけ)のことを、以前この記事で

少し取り上げています。

↓  ↓  ↓  ↓

霊巌洞には歌人・桧垣のぬくもりが漂う!



ところで、3月は別名「弥生」と言いますが

 

「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって

「やよひ」となったとされています。

 

弥生の「弥(いや)」は、「ますます」・「いよいよ」などを意味し

「生(おい)」は「生い茂る」と使われるように、草木が芽吹くことを意味します。

 

つまり「弥生」は、「いよいよ生まれる」とか

 

「いよいよ生き生きした季節になる」 という意味なんでしょう。

 

日脚が延び、夜明けが早くなってきます。

 

昔から日本人は、光の色から季節の移り変わりを敏感に感知し

暮らしの知恵を生み出し、俳句や和歌を詠み

心豊かに家族、友人と交わり

お祭りや地方独自の文化風習を伝承してきたんですね。

 

日本では3月というと、年度替わり(学年や会計決算年度等)の時期としてのイメージがあり

月を通して卒業式や送別会が行われ、出会いと別れのシーズンでもあります。

 

また、春休みに入ったり、月末には人事異動があったり

 

多くの学校・会社・官公庁などが、引越しや移行作業

新生活の始まりなどで忙しくなります。

あわただしさのなかにも、春の訪れを楽しみましょう!

 

 

 

 

今月もよろしくお願いします(^O^)/

 

 

 

 

 

本日は以上です。