寒さに凍えるいまの時季は、受験シーズンでもある。
今は、早くから偏差値に始まり
ともすれば人をランクづけすることが多い世の中である。
広い世の中には優秀な人も多いから
こうしたランクづけで常に上位を占めるのはむずかしい。
そうしたことから自己否定的になり、ついにはうつ状態に落ち込んで
しまう人も少なくないらしい。
そういう人と出会すと、「もっと自分を愛しなさい」 と
肩をポンとたたきたくなる。
自分で自分を評価できなくて
どうして長い人生を生きていかれるだろうか。
自分は自分自身の最大の味方であり
最高の評価をする人間でありたい。
熱帯雨林の樹木は、木質に締りがなく、木材としての評価は低い。
気温が高く、多雨である熱帯は、植物にとって最高に育ちやすい
条件に恵まれすぎているためだ。
反対に、陽光に恵まれず、厳しい寒さにさらされて育つ北国の樹木は
木質が締まり、良質の木材になる。
人間もそれと同じではないだろうか。
自分の仕事や人生において、トラブルや問題、壁に遭遇したら
「これを乗り越えれば、自分は一段階スキルアップできる。
人間的にも一段階ステップアップし成長できるチャンスなのだ」 と
前向きに考えよう。
常に前を向いていれば、前途のかすかな光明も
大きくとらえることができるというものだ。
本日は以上です。