行動半径を広げよう! | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

かつてはボクもサラリーマン生活を30年間ほどやっていたわけだが

仕事柄全国を飛び回ったり、車で広範囲に移動したりということが幸い多かったため

見聞を広めるには好都合であった。

 

しかし、いろんなサラリーマンの人たちの話を聞いていると、行動半径が意外に狭い。

会社とマイホーム、またはその途中にある酒場

この三角地帯から一歩も出ないで何十年も過ごしている人もいる。

 

 

しかし、最近一方では、アフターファイブに各種セミナーやスクール

 

劇場、コンサートホール等へ足を伸ばし

自分の時間を有効に利用している人も増えているそうだ。

これは良いことだと思う。

 

会社とマイホームと赤ちょうちんでは、いかに有能な人間といえども進歩することはできない。

過去にそれですんだのは、会社がそんな人たちでも抱えていてくれたからだ。

しかし、これからはそうはいかない。

会社はある日突然に人員の棚卸しをして

いらないものはどんどん蚊帳の外に放り出されてしまう。

 

 

このような変化が起きている時代に、ちまちまと会社と家庭の往復をしていて

有用な人材になれるはずがない。

時代の息吹を肌で感じて自らを活性化させておかないと

真っ先にリストラの対象となってしまうおそれががある。

 

 

サラリーマンにとってアフターファイブの数時間は貴重である。

 

過去にはその時間を同僚や仲間と酒を飲み費やしてしてきた。

たしかにこれもつきあいの一種で、まったく無効とはいわないし

ときには必要であろう。(自分もそうであったので・・・(*゚ー゚)ゞ )

しかし、 見方を変えれば残業代のつかない残業とも受け取れる。

少なくとも自分の時間とはいえない。そのような時間の使いかたが

もったいないことにようやく気がついたということだろう。

 

その時間帯を会社の同僚や仲間と離れて行動することをすすめる。

 

できれば、一人のうほうがいい。そして今までとは違った行動をしてみるのだ。

そのとき 「どうせなら家庭サービスを兼ねて・・・」 などと

姑息なことは考えないことだ。

 

そんな生活を一年も続けたら、あなたもきっと生まれ変わっている。

 

読む雑誌も新聞も変わるだろうし、見るテレビ番組のこのみも変わる。

昔の人は人生に息詰まると旅に出たというが

現代では普段の自分の行動半径から出るだけで

立派な旅ができる。何も遠出をする必要はない。

数キロ行動範囲を広げるだけでよいのだ。

 

 

「旅がどんなに私に生き生きしたもの、新しいもの、自由なもの

まことなるものを与えたであろうか。

旅に出さえすると、私はいつも本当の私になった」

  (田山花袋 『東京の三十年』より )。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。