今日は、以前こんな記事を書いたときに
最後にちょっと紹介した
『六殿神社(ろくでんじんじゃ)』へ!
場所は
熊本市富合町木原。雁回山(がんかいさん)の麓。
雁回山とは
もとは木原山と言われ源為朝が居住していた所で
弓の名手、為朝からの矢を逃れようと雁が山を避け
回って飛んでいたということから
雁回山と呼ばれるようになったという伝説があります。
(階段の登り口の門柱の上には雁がいます)
こちら側は、昭和61年に天皇在位60周年を記念し、参道入口に大鳥居が建てられた
北側から入って来たところで、西側には車で境内駐車場に入れる登り口があります。
朱色の門がひときは眩しく美しい!
表からだと鳥居があり、全体が撮りづらいので門をくぐり裏側へ。
この楼門は室町時代の天文18年(1549)に建てられた三間一戸(さんげんいっこ)という形式の門で
釘は1本も使われていません。
繊細で華麗な木割(きわり)と、彫刻類の優美な装飾が室町時代を代表する建築と評価され
明治40年に熊本県下では最も早く国の重要文化財として指定を受けています。
建築は中央の都で培われた本格的な技術によるもので
屋根を入母屋造(いりもやづくり)の茅葺きとしているところは
里の落ち着いた佇まいを感じさせます。
木部は全面に朱色の丹塗(たんぬり)とされ
春夏秋冬、朝・昼・夕、晴・曇・雨 の時々に色をかえるさまは特に美しく
いつ眺めても、いつまで眺めても飽きないと言います。
まさに歴史の深みを感じさせる楼門です。
さらに、秋は紅葉、春は桜の花が咲き誇り、田舎の里にあって
しみじみとした情景を味わうことができます。。。(o^-')b
そしてこちらが、六殿神社の
正面に拝殿、その後ろに本殿、右に神楽殿です。
六殿神社は、治承2年(1178)に
平重盛・武蔵の六孫王権現を歓請したと伝えられ
守富荘をおさめた木原氏の氏神だと伝えられています。
御鎮座から833年!
御祭神は、阿蘇大明神、天照皇大神、埴安姫神、諏訪大明神、
氷川大明神、稲荷大明神・・・総称して六殿大明神です!
さらに、広い境内の神楽殿の横に六殿宮の鳥居があります。
鳥居をくぐり山の方へ入って歩いて行くと、小さい神社が六つ
境内を取り囲んで配置されているのがわかります。
①宿大神ー子授け安産母姓の守り神。
②菅原神社ー受験合格等、学問に霊験あらたか。
③鉾神社ー医療の神にして疫病退散病気平癒に霊験からたか。
④中王宮ー創建以来初代より三代の大宮司を祀る。
⑤代官宮ー当地方の伊津野、佐藤姓の祖神を祀る。
⑥大王宮ー本宮創建の平重盛命 父平清盛命を祀る。
(境内の案内板より)
①宿大神ですね・・・・ボクには関係ないですね(*^.^*)
③鉾神社・・・なんだかこの辺りは神秘的な雰囲気が(・_・;)
例年10月9日の大祭には
古式豊かな木原神楽と流鏑馬・馬追いが奉納されます。
お近くの方は一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。('-^*)/
本日は以上です。