朝食に欠かせない、最もこだわりたいのは「味噌汁」である。
ある機関が実施したモバイルリサーチで、朝食に対するこだわりを調査。
回答者の6割が「朝食に美味しい味噌汁が欠かせない」
と回答していた。
この調査では全体の67%が朝食を毎日食べ、週1回以下、または食べない人は8.6%だった。
毎日食べている人は、76%が「朝食を食べないと不調になる」と回答。
毎日の習慣が体調を左右することが分かった。
三食のなかで
美容や健康維持のためには朝食が最も重要と考えている人も77.8%に達した。
また、朝ごはんの主食は「ごはん派」と「パン派」が拮抗した。
この調査では、ごはん派は家族揃って朝食を取る人
パン派は個食の朝食に多い傾向があったという。
ビジネスホテル各社への取材によると、ビジネス客、特に40~50歳代の男性ビジネス客から
ごはん食に対するニーズが強い。
特に「おにぎりならコンビニでも買える。茶碗に持ったごはんが食べたい」という声が
予想外に多かったという。
こうした、朝食に対するモチベーションが高い人が
朝食に欠かせないメニューとして挙げているなかで、最も多かったのが「味噌汁」で全体の60%
次いで「卵」が55%となっている。
ごはん派がよく食べるのは、この2つに「納豆」「漬物」「ヨーグルト」と続く。
一方パン派は、「ヨーグルト」「たまご料理」「フルーツ」「味噌汁」「サラダ」となっている。
上位に上がったこれらのメニューは、朝食の定番として、すでに多くのホテルが採用している。
だが、味噌汁がこれだけ熱烈な支持を集めるのなら
ホテル側も出来あいのものをそのまま提供するのではなく
地産食材や「かくし味」を加えるなど、ひと手間かけた味噌汁を提供する価値は高い。
一方飲み物についてはコーヒーに対するこだわりが強い、という結果が出ていた。
「スターバックスカフェ」に代表されるグルメコーヒーが全国的に普及し
消費者のコーヒー自体に対するこだわりの強まりが背景にあると考えられている。
また、東日本と西日本では、味付けの好みが微妙に違う。
象徴的なのが、「目玉焼きに何をかかけるか」という質問。
東日本は53%が「しょうゆ」と答えたのに対して
西日本では「しょうゆ」「塩・コショウ」がともに3割という結果だ。
なお、卵焼きの味付けも
東日本では48%が「甘い卵焼き」と答えたのに対して
西日本では45%が「ダシのきいた卵焼き」と答えている。
「朝食のおいしいホテルランキング」では
郷土食材やご当地メニューを取り入れたホテルは
高い評価を得る傾向が強いという結果が出ている。
というようなことが業界新聞に出ていたが、近年ビジネスホテルでは
無料で朝食をつけるホテルが多い。
最初は、無料サービスということで、パンとコーヒー
それにサラダやゆで卵といった簡単なものが多かったが
最近ではお客のリピート率を決定する大きな要因として朝食が上がるようになってくると
各ホテルは内容や美味しさ、さらに健康面にとその競争を強いられてくる。
朝食料金と室料を別にしているところや
室料の中にあらかじめ朝食代金を含ませているホテルであればよいが
室料を低価格(少なくともシングルで5000円以下)で販売し
なおかつ朝食を無料でつけているホテルにとっては、朝食コストが収益を圧迫する為
そういった競争に苦労しているところも少なくない。
うちの小さいホテルは後者の部類であるが、限られた環境や条件の中で
我々経営者は常に勝負をしていかなければならない。
商売とは「お客さま満足させ競争」なのだ・・・!
つぶやき:最後は知恵の勝負!だから商売は楽しくおもしろいのだ!(^_^)v
本日は以上です。