小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)旧居 (2-1) | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

小泉八雲

本名ラフカディオ・ハーンは

怪談(「耳なし芳一」、「雪女」、「むじな」)などの作者として知られている。

 

小泉八雲が夫人とともに松江から第五高等中学校(現在の熊本大学)の

英語教師として赴任したのが明治24年(1891)11月19日であった。

 

 

 

★第五高等中学校創建当時の正門と赤煉瓦本館

 

 

『ちょっと一服!ボクがおもうこと 』 “小さいから楽しいホテルの経営” ~siawase亀blog~

 

そして最初の一年を過ごした旧居が現在

「鶴屋」デパートの裏にある。

 


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★市指定文化財
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★小泉八雲熊本旧居
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1850年(嘉永3年)6月27日ギリシアのレフカダ島に生まれる。

父は英国人チャールズ・ハーン、当時ギリシア駐在の英国陸軍軍医補

母はギリシア人ローザ・カシマチ。

2才の時、一家は父の郷里ダブリンに帰る。

その後両親は離婚し、ハーンは大叔母に引取られ養育された。

英国の学校に在学中、あやまって左目を失明する。

19才の頃渡米、ニューヨーク、シンシナティ、ニューオーリンズ等を転々とする。

さまざまな仕事を経て新聞記者となり、翻訳や創作を発表して次第に文名が高くなった。

 


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1890年(明治23)4月、ハーンは日本に来た。

同年9月島根県の松江中学校の英語教師となって赴任。

古い日本のよさと日本人の心情に心ひかれ、松江の人小泉セツと結婚

翌1891年(明治24)11月に熊本に引越して来ている。

 

 

★旧居内には、八雲の足跡を紹介したパネルや

 

当時の写真・資料が展示されている。


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最初の住居は

手取本町にあった赤星晋策氏(元熊本藩士)の家を借りて住むことになる。

借りるにあたり八雲は特に注文して神棚を設ける。

毎朝この神棚に柏手を打って礼拝し、人力車で学校に通っていたという。


★八雲が特別に頼んで作ってもらった神棚


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熊本で最初に書いた作品は「家庭の祭壇」であった。

 


夕陽がすきだった八雲は、西と南に縁側のある八畳の部屋を書斎にし

机を西向きに置いた。

近眼のため机だけは椅子を使ったが、ほかはすべて日本式で

人との応対もくつろぐのも畳の上だったという。

 

 

 

 

★書斎にしていた部屋

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八雲の日本に関する最初の著書である「知られざる日本の面影」は

ここで執筆されたと云われている。

 

部屋には彼の代表作が並べられている。

 

街中にあって周りの喧騒も気にならない。

まさに明治の面影が残る“癒しの空間”だ。


★陽のあたる縁側っていいよね・・・(*^▽^*)


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1894年(明治27年)10月、神戸クロニクル社の記者となって転出

このころ日本へ帰化して小泉八雲と名のるようになる。

 

 

1896年(明治29年)9月

東京帝国大学の文学講師となり

 

1903年(明治36年)まで7年間在職した。


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1904年(明治37年)4月

早稲田大学文学部講師となるが

同年9月26日、狭心症で亡くなる。

享年54歳。

 

のちに彼が日本文化につくした功績により従四位が贈られた。

 

 

毎年9月26日は八雲の命日。

この旧居では、ろうそくとあんどんの火に囲まれて「怪談」の朗読会が開かれる。

旧居がここに移転されるまで、この場所が墓地だったと聞けば背筋がゾーッ(ノ゚ο゚)ノ

 

取り囲まれたビルの中、旧居隣には公園が・・・。

 

 


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八雲は、家族のつながりや、日本人の精神的

古き良きものを日本人以上に愛していた。

 

今の日本の姿は、八雲の目にどう映るだろうか・・・・。。。

 

 

 

 

 

小泉八雲熊本旧居

 

 

 

 

開館時間:9:30~16:30

休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)

年末年始

入館料:200円

熊本市安政街2-6

096-354-7842

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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