先日の産経新聞に、画家で詩人の星野富弘さんの
作品を展示している、熊本と群馬の公立美術館2館に
計5通約5千万の現金が差出人不明の封筒に入れられ郵送されていた。
という記事が出ていました。
5通とも 「お役立て下さいましたらさいわいです。
いつも本当にありがとうございます」 と書かれた
付箋が同封されていたそうです。
今回の多額の寄付について、星野さんは
「ぜひ、美術館のために使ってほしい」と
コメントされているそうです。
なぜ、この記事に目がいったかといいますと、ボクが
星野富弘さんの作品が好きで、うちの小さいホテルにも
狭いスペースではありますが、絵葉書を飾っているからです。
1970年、星野富弘さんは、群馬大学を卒業後中学校の
教諭になられるのですが、クラブ活動の指導中に頸髄(けいずい)を損傷し
手足の自由を失われているのです。
普通の人であれば失意のどん底に沈む状態です。
しかし彼は
病院に入院中、なんと
口に筆をくわえて文や絵を描き始めたのです。
それがどれほど困難で大変なことか
健常者の我々にも容易に想像できます。
ボクは、そのことを熊本県南にある
「芦北町立 星野富弘美術館」 で知りました。
ここは、群馬県みどり市の富弘美術館の
姉妹館として2006年5月に開館しています。
そこには、見る者に生きる喜びと感動を与えると同時に
やさしさに包まれる「癒しの空間」がありました。
おそらく、今回寄付された方も、その方にとっては
その大金に値するくらいの存在だったのでしょう。
今の自分では、到底マネのできることではありませんが(・・。)ゞ
ボクは、小さいホテルをやるうえで、温かみのある
お客さまのやすらぎとふれあいのあるホテルにしたい!
そして、多くのみなさまに愛され親しまれるホテルに
育てていかなければ・・・と思っています。
実は小さいホテルには、星野さんと、もうお一人同じように
詩画作品の絵葉書を飾らせて頂いている方がいます。
風の丘 阿蘇大野勝彦美術館の
大野勝彦さんです。
また、その機会がある時紹介させていただきます。
@: 人間ってすごい!!!
本日は以上です。