こんにちは。東京事務所のくまプーです。

 

本日、西田議員は総理大臣官邸を訪問し、安倍総理に面会し、「アベノミクスは瑞穂の国の資本主義へ」という提言書を提出いたしました。

 

提言書の内容は、「アベノミクスの検証」と「瑞穂の国の資本主義」の2部構成となっております。「アベノミクスの検証」では、3本の矢の政策効果を検証し、アベノミクスのプラス面、マイナス面の評価を行い、その解決策を提示しております。

プラス面としては、政策効果により円安に誘導され、輸出企業中心に大幅な増収増益、有効求人倍率が高くなり、全国で雇用は改善、株価が倍増し、年金会計も安定。マイナス面としては、長期の金融緩和により、金融機関の経営悪化(特に地方銀行)、規制緩和による東京の再開発が東京の一極集中を加速し、地方は疲弊、少子化傾向に歯止めが掛からないことを指摘しています。

 

解決策として、金融緩和を継続した上で、財政出動を大幅に増加させることを訴えております。具体的な方策としては、防災減災投資、生産性向上投資、タワーマンションの規制強化、首都圏に集中した税金を地方に分配することなどを提言しております。さらに、上場企業を中心に400兆円超の内部留保があることに着目し、法人税を財源に子供手当てを創設し、2兆円を20歳未満の子供を持つ家庭に分配することを提案しています。この提案は、法人から個人への所得移転であり、残業規制による給与総額削減を防ぐため、事実上の賃上げとなり、少子化による人手不足と市場縮小を抑制するメリットがあります。

「瑞穂の国の資本主義」では、冷戦後の世界は利益を独占しようとする強欲資本主義がはびこり、貿易戦争の危機にある。日本も企業がグローバル化し、雇用と税は海外に移転、国民の所得は減る傾向にあるとともに、所得の減少が少子化を加速し、デフレを助長している、と現状認識を披瀝されております。そして、日本人は古来より、「協働」の文化を紡ぎ、相互扶助の精神を涵養し、三方良しの商法は利益の独占ではなく、分配を是とする日本人の和の精神を表しているとして、日本人に合った資本主義のあり方を例示しています。最後に、アベノミクスは勝者が利益を独占する強欲資本主義を認めず、格差を排除し、国民皆が利益を享受する互恵社会を目指す。和の精神を活かした瑞穂の国の資本主義を目指すと、アベノミクスが目指すべき方向性を示しています。

 

本日の総理官邸訪問は早速、朝日新聞に取り上げられておりますので、ご覧ください。首相「しっかり応援して」 総裁選めぐり出身派閥議員に

 

昨日、西田議員は週刊西田で収録で牧野京夫先生とご対談されました。牧野先生は西田議員と参議院議員の同期であり、現在は国土交通副大臣を務めておられます。西田議員が京都府選出の国会議員の先生方や京都府会議員の先生方とともに、西日本豪雨災害の陳情に伺った後に、インフラ対談と題してご対談をさせていただきました。昨日の陳情の様子につきましてはこちらをご覧ください。

対談のテーマは以下の4つになります。

1.防災基準の見直し。国と地方自治体の役割分担。危機意識。

2.土地利用の見直し。国土強靭化について。

3.一極集中の行きつくところ。格差是正と保護・救済の基準。

4.働き方の自由度。税のコントロール(企業か個人か)。

 

今週から4週にわたり、こちらから配信されます。週刊西田 

今週号は配信済でございますので、是非ご覧ください。

今回の一問一答のコーナーでは、栃木県の三毛猫さんからの安倍政権誕生から5年余り数々の政策議論を見てきましたが、果たして本当の意味で国民の為の政治をしてきたのか?との疑問に答えています。おまけのコーナーでは、千葉県のコロンさんの前回の東京五輪に倣って秋の10月に開催すれば、サマータイムなどを導入せずにすべて解決するはずですが、なぜそのような提案は採用されないのでしょうか、という質問に答えています。

 

こちらも併せてご覧下さい。西田昌司youtubeチャンネル