東京事務所きょんです

今夜の満月はアメリカではストロベリームーン、ヨーロッパではローズムーンと呼ばれているようです。

 

本日、内閣委員会ではTPP11、厚生労働委員会では働き方改革のそれぞれの法案が最終場面を迎えている中、昼休み時に憲政記念会館で第164回・国際戦略セミナーが開催され、「経世済民こそ政治の使命だ!~今後の日本のあり方について~」というテーマで西田先生の講演がありました。

西田先生は、「安倍内閣になって経済がよくなりつつあるのは事実だと思う」と述べた上で、

「その先はもう一段進んでプライマリーバランスではなくて、物価上昇率と金利と賃金の上昇率、このバランスをしっかり見ながら財政を拡大していく、そういうことをもう少し自由にやっていくことが必要。」としました。

また、東京一極集中の現状には「東京一極集中になっているしくみを止めないと、絶対に地方のデフレは止まらない。」

「国は管理して東京だけに物が建つようにしない等、国が積極的に規制緩和から新しいルールを考える。
東京は規制緩和したらお金を使ってくれて、物を買って、雇用が生まれて、税金が入ってきて、しかも建物が建ったら固定資産税が入ってきて、とにかく二重三重にお金が入ってくる。
これを建てなくすると何が起こるか。大阪、京都、名古屋、広島その他地方都市に建てることになる。
ただそこで東京と違うのは、インフラの整備が出来ていないから利便性が悪い。
利便性を良くするために、公共事業投資や新幹線ネットワークを繋げたり、空港を良くしたり、地方に拠点をつくっていったら当然雇用は地方に戻る。
父・母の居るところで結婚をして新しい家庭を持っても子育てしていく、間違い無く出生率は上がっていく。」

東京一極集中になりデフレになっていたものを逆さまにすれば良いとのお考えを述べておりました。また、

「国がやらなければいけないのは、戦争・貧困・病気・災害といったあらゆる危機に対して徹底的に国民生活を守る、それが一番大事な仕事。」

そう、力強く仰っていたのが印象的でした。

 

 

憲政記念館から見た国会議事堂です。

 

西田昌司youtubeチャンネル

週刊西田