こんにちは。東京事務所の紅の豚です。

 

今日の永田町は終日どんよりした空模様で、早くも梅雨の季節の到来を感じさせました。

 

本日の西田先生は午前中には国対正副幹部会議、国会対策委員会、議員総会、参議院本会議、憲法審査会、午後からは財政再建に関する特命委員会に出席されました。

 

10時から開かれた参議院本会議では、政府が提出した気候変動適応法案の趣旨説明を中川雅治環境大臣が行い、自民党の滝沢求先生が代表質問として、

今後の気候変動の影響、気候変動適応計画の策定と実施、気候変動に関する研究の推進、気候変動適応の国際協力、温室効果ガスの排出削減について質問されました。

 

16時からは自民党本部で財政再建に関する特命委員会が開催され、とりまとめに向けた議論が行われました。

 

冒頭に岸田文雄委員長より、様々な分野でご活躍されてきた先生方にお力添えいただき、責任政党として財政の視点からもしっかりとした案をとりまとめ、提言していきたいとのご挨拶がありました。

西田先生はとりまとめ案の中に、新幹線整備や幹線道路整備についての記載があることに対し、謝意を表されるととも、以下の三点についてご指摘になられました。

①給付と負担のバランスを取っていくことは必要だが、プライマリーバランスによる制約をかけるべきではない。PBの制約をかけてしまうと、必要なところに必要なお金が出せないという状況になりかねない。将来不安の最たるものは少子化問題であり、少子化問題にシフトしていかないと、経済問題は根本的に解決できない。

②インフラ整備をしっかりとやっていくならば、ワイズスペンディングで支出を減らすのではなく、質を高めていくとと同時に、量を増やしていかなければ意味がない。

③地方財政では東京一極集中の問題を抱えており、偏在性のない地方財源を求めるのではなく、国税で取って地方に再配分することで、問題の解消に努めるべきである。

質疑応答・意見交換の時間には多くの先生方から様々な意見が出されました。中には正反対の意見もあり、今後どのような形でとりまとめがなされていくのかに注目が集まりそうです。

 

質疑応答・意見交換の時間に、発言の順番をめぐり、会場が笑いに包まれた際の一コマ

 

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